オスカーII級原潜トムスクは進水した

『インタファクス』より
2014年6月16日3時41分配信
【沿海地方において復旧された原子力潜水艦「トムスク」は進水した】
モスクワ、6月16日、インタファクス.RU
昨年9月に沿海地方の「ズヴェズダー」工場のドックで火災を起こしたプロジェクト949-A原子力潜水艦「トムスク」は、修理後、成功裏に進水した。
「国防省の指示による浮きドック"パラーダ"からの出渠作業は成功裏に実施されました。
この出来事は6月12日に発生しました」
『インタファクス極東』代理人は伝えてきた。
「ズヴェズダー」広報サービスはコメントを拒否した。
同時に、同社の情報提供者は、潜水艦が昨年の火災後、完全に復旧されたと説明した。
「現在、トムスクを国防省へ引き渡す為に必要な全ての文書が用意されています」
対談者はこう話したが、太平洋艦隊への潜水艦の復帰時期は明らかにしなかった。
太平洋艦隊の公式代理人ローマン・マルトフも、その時期(復帰時期)は明らかにしなかった。
「全ての問題は工場次第です」
彼は話した。
伝えられているように、6月12日に潜水艦「トムスク」が進水した時、浮きドック「パラーダ」は浮上できなかった。
今、同社本部は、事件について審査している。
工場は、人や環境への脅威は無いと表明している。
2013年9月16日、「ズヴェズダー」工場のドックで修理されていた原子力潜水艦「トムスク」は、潜水艦の船体間スペースでの溶接作業中に煙り始め、更には潜水艦の外板に引火した。
15名以上の消防隊員は発泡消火器を使用し、火災を消し止めた。
原子力潜水艦「トムスク」は「セヴマシュ」(セヴェロドヴィンスク)で1991年8月27日に起工され、1996年に進水した。
当初は北方艦隊の編制へ加入し、1998年に太平洋艦隊へ異動した。
2008年11月以降、修理のために「ズヴェズダー」に居た。
(火災)事故が起こった際、原子炉は停止状態に在り、潜水艦に武器は無かった。
テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2014年6月16日4時38分配信
【沿海地方で潜水艦「トムスク」進水中に浮きドックは沈んだ】
2013年9月16日4時30分頃(モスクワ時間)、沿海地方ボリショイ・カーメニ市の艦船修理工場「ズヴェズダー」で修理中の原子力潜水艦「トムスク」(プロジェクト949A)で火災が発生しました。
[オスカーII級原潜トムスク火災事故]
[オスカーII級原潜トムスク火災事故・続報]
「トムスク」は2008年11月から「ズヴェズダー」でオーバーホールが行なわれており、当初は2013年末までに修理を終えて復帰する予定でしたが、それは2014年4月に延期されました。
[オスカーII級原潜トムスクは2014年4月に復帰する]
しかし、4月中にも修理は完了せず、修理完了は6月にずれ込みました。
そして2014年6月12日、「トムスク」は「ズヴェズダー」の浮きドック「パラーダ」から進水しましたが、その直後、「パラーダ」は沈んでしまいました。

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