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タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年6月19日15時13分配信
【「ドミトリー・ドンスコイ」はセヴェロドヴィンスクへ戻った】

2014年6月19日、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、セヴェロドヴィンスクの白海海軍基地の領域内へ戻った。
プロジェクト941「アクラ」の最後の艦の海洋航海は10日間に渡った。


戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は2014年6月9日にセヴェロドヴィンスクを去り、海へ出た事が想い起される。

以前に伝えられた所によると、「ドミトリー・ドンスコイ」からの将来弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射は継続される。
しかし、イタルタスの情報によると、2014年に、このミサイルの発射実行が計画されているのは、プロジェクト955A潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」のみである。

重戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、プロジェクト941のトップ艦であり、生産合同「セヴマシュ」の第55船台で1976年7月30日に起工され、1981年12月29日に海軍へ引き渡された。
同プロジェクトは、設計主任セルゲイ・ニキーティチ・コワリョーフの指導下で海洋工学中央設計局「ルビーン」により開発された。

艦の排水量は、水上で23200トン、水中で48000トン、全長172.8メートル、幅23.3メートル、自立行動期間120日、乗員160名。


『kuleshovoleg』より
2014年6月19日13時29分配信
【原子力の巨人は基地へ戻った】


プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦へ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポートを行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年6月9日、「ドミトリー・ドンスコイ」セヴェロドヴィンスクを出航しました。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]

6月11日には「ボレイ」級戦略原潜「ウラジーミル・モノマーフ」が海洋試験の為にセヴェロドヴィンスクを出航しているので、おそらくは同艦の試験の各種サポートに従事したのでしょう。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは海洋試験の為に出航した]
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