ロシア海軍の新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは進水した


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年6月27日20時01分配信
【複合掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」は進水した】
2014年6月27日、サンクトペテルブルクの中部ネヴァ川造船工場でプロジェクト12700(コード名「アレクサンドリト」)のトップ艦「アレクサンドル・オブホフ」が進水した。
式典に出席した海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは、同艦が「駐留地周辺及び海洋交通路の対機雷防衛の課題を満たすために」意図されている事を指摘した。
総司令官は更に、新たな掃海艦が北方艦隊へ駐留するという噂に反論し、正式な決定は、同艦のバルト海での海上試験後に採択されると説明した。
総司令部は、クロンシュタット市あるいはバルチースク市を駐留所と考えている。
合計で26名のロシア連邦海軍の軍人が新たな掃海艦の乗員メンバーとなった。
ヴィクトール・チルコフによると、この人数は「全ての手段を使用した航行の安全の保障、更には、機雷の探知及び破壊に関するあらゆる任務を遂行する完全な電気推進艦としての提供」により可能となった。
「アレクサンドル・オブホフ」はシリーズのトップ艦である。
2014年、中部ネヴァ川造船工場は、同プロジェクトの生産艦3隻の建造契約を締結した。
同社管理部は、1年間に複合艦1隻を建造していく事になると表明した。
従って、全てのシリーズは、2018年までにロシア海軍へ引き渡される。
2011年9月22日に起工された掃海艦(工場番号521)は、大祖国戦争中に138回の海上戦闘へ参加した赤旗バルト艦隊の主要基地の第2装甲水域防衛警備艦大隊指揮官でソヴィエト連邦英雄のアレクサンドル・アファナシェヴィチ・オブホフ大尉に因んで「アレクサンドル・オブホフ」と命名された。
新たな艦の主な特徴は、世界最大のガラス繊維強化プラスチック船体を有する事であり、全長は61.75メートル、幅10.8メートル、排水量720トン。
ロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルクの中部ネヴァ川造船所で起工されました。
プロジェクト12700の船体はガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


起工から約3年後の2014年6月27日に進水しました。
更に3隻のプロジェクト12700掃海艦の建造契約は既に締結されており、2016-2018年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍は2015-2018年に4隻の新世代掃海艦プロジェクト12700を受領する]
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