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ロシア北方艦隊の大型揚陸艦2隻は地中海から帰ってきた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月3日12時19分配信
【北方艦隊の大型揚陸艦はセヴェロモルスクの基地へ戻った】
ムルマンスク、7月3日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は10万海里を航行した遠距離航海を終え、木曜日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市へ戻った。
艦隊の代理人エフゲニー・キリーロフは発表した。

彼が話したように、セヴェロモルスクで艦の歓迎式典が行なわれた。
北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、遠距離航海任務を成功裏に遂行した艦の乗組員を祝福し、世界の大洋の戦略的に重要な海域での北方艦隊船員の活動を高く評価した。

「大型揚陸艦ゲオルギー・ポベドノーセッツとオレネゴルスキー・ゴルニャク乗組員は、この遠距離航海任務遂行中に高い海洋技量、完全な協調、専門技量を示しました」
キリーロフコロリョーフの言葉を引用した。

航海中に北方艦隊大型揚陸艦は、大西洋、バレンツ海、ノルウェー海、バルト海、北海、地中海の海域で行動し、何度もロシア海軍黒海艦隊の海軍基地及び外国の港への寄港を行なった。
本日に基地へ戻った(揚陸)艦支援船は10万海里を航行した。

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」乗組員は、遠距離航海の初めにバルト艦隊への艦隊間移動を行ない、無防備の海岸への上陸演習へ参加した。
「10ヶ月以上に渡る大型揚陸艦の遠距離航海は、ロシア海軍の現代史において最も長い航海となりました」
キリーロフ
は話した。

地中海への滞在中に北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」「オレネゴルスキー・ゴルニャク」乗組員は、地中海で常時活動するロシア海軍艦船グループの一員として10回の合同活動を実施し、バルト艦隊及び黒海艦隊の部隊との合同複合任務に取り組んだ。
「遠距離航海任務の遂行の結果、何人かの軍人には国家表彰及び軍当局表彰が提示されます」
艦隊の代理人は付け加えた。


ロシア北方艦隊所属の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、2013年8月5日にセヴェロモルスク基地を出港し、9月下旬にバルト海で実施された戦略演習「ザーパド-2013」へ参加した後、11月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア北方艦隊の大型揚陸艦は地中海へ行く]

大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は、2013年12月17日に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共にセヴェロモルスクを出航し、地中海へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]

その後、2隻は地中海東部黒海を何度か往復しました。

2014年6月17日から20日までスペインセウタ港へ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年6月17日15時40分配信
【北方艦隊の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」と「オレネゴルスキー・ゴルニャク」はセウタ港(スペイン)への寄港を行なう】

その後、地中海を去り、大西洋へ出ました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年6月25日17時08分配信
【北方艦隊の揚陸艦グループはラマンシュ海峡へ入った】

そして2014年7月3日、2隻揃って北方艦隊主要基地-セヴェロモルスクへ帰港しました。
「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」の航海は2013年8月5日から2014年7月3日までの約11ヶ月間、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」の航海は2013年12月17日から2014年7月3日までの約6ヶ月半に渡りました。

2013年には、バルト艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊大型揚陸艦が2隻ずつ地中海へ交代で派遣されていましたが、現在、地中海に残っているのは、バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」のみです。
(この他、黒海艦隊大型揚陸艦が交代で地中海へ派遣)
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