ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは出航した

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年7月3日13時52分配信
【原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスクは駐留場所への移動を準備する】
2014年6月17日にロシア海軍の編制へ加入した原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は海へ出た。
常時駐留場所へ移動する前に、全てのシステムを点検する為に。
『中央海軍ポータル』は、独自の北方艦隊の情報提供者より伝えられた。
2014年7月3日、プロジェクト885「ヤーセン」多用途原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、2014年の航海における最初の海洋への出航を行なった。
既知の通り、最新の有翼ミサイルを装備する原子力潜水艦は、北方艦隊の第11潜水艦師団の常時駐留場所であるザーパドナヤ・リッツァ(ザオゼルスク)へ移動する前に、深海ゾーンへ移動し、全てのシステムと複合体の最終的な動作チェックを実施する。
原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は「セヴマシュ」で1993年に起工され、2010年に進水した。
試験運用中の潜水艦はアンドレイ旗を掲揚する事は無く、2013年12月30日に受領された。
多用途原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン」は、音響フィールドの水準が減少した部分複殻式の1軸原子力潜水艦である。
ミサイル兵装の為に8基の垂直発射装置が使用される。
兵装複合体には、超音速有翼ミサイル「オーニクス」型及び「カリブル」、更には汎用深海誘導魚雷が含まれる。
原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン」は、沿岸から約1500kmの距離に在る地上目標を攻撃できる。
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]
1993年12月21日に「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水したプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中ロケット巡洋艦の1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は、2013年12月30日、受領-引渡証書への署名(ロシア連邦海軍への納入)が行なわれました。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクはロシア海軍へ納入された]
2014年6月17日、ロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、北方艦隊潜水艦部隊・第11対空母原潜師団へ編入され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
「セヴェロドヴィンスク」は試験運用を完了させる為、7月初頭に出航すると発表されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは2014年7月初頭に出航する]
そして7月3日、セヴェロドヴィンスク市から出航しました。
この航海で全ての艦内システムを再チェックした後、駐留基地となるザーパドナヤ・リッツァへ移動します。

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