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ロシア黒海艦隊のロケット艦部隊は対艦ミサイル発射訓練を行なった


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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月7日5時21分配信
【ロシア連邦黒海艦隊打撃グループは仮想敵の戦闘艦を殲滅した】
モスクワ、7月7日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊打撃艦グループは、海上の仮想敵の戦闘艦を成功裏に撃破した。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部は発表した。

金曜日、黒海エリアにおいて、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将の統制下で黒海艦隊部隊の演習がスタートした。
一方、7月4日~13日には、黒海において、ブルガリア海軍、ギリシャ海軍、ルーマニア海軍、トルコ海軍、アメリカ合衆国海軍の艦艇とアメリカ合衆国の哨戒機、北大西洋同盟の第2常設対機雷グループから4隻が参加する国際海軍演習「ブリーズ-2014」が実施される。
既に報じられているように、以前、軍事専門家イーゴリ・トロチェンコは、黒海におけるNATOの積極的活動の増加を、ロシアに対する「軍事的恫喝」と称した。

「エアクッションロケット艦サムム、小型ロケット艦シチーリ、2隻のロケット艇R-109とR-239で構成される打撃艦グループは、模擬敵の戦闘艦支隊という複合目標への合同ミサイル射撃を成功裏に実行しました」
声明では、こう述べられた。

射撃は、タルハンクート岬の南西海域で実施された。
仮想敵艦として様々なタイプの水上標的が使用された。
複合目標への攻撃には、黒海艦隊飛行場の海洋航空隊航空機Su-24も参加し、艦への爆撃を行なった。

「約20隻の艦船と、更には、海軍航空隊及び南方軍管区航空隊の20機以上の航空機とヘリコプターが参加するミサイル射撃を確実のものとする為、海域の閉鎖の処置がとられました」
ロシア軍当局
は指摘した。


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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【黒海艦隊の演習】

ロシア黒海艦隊の大規模演習は2014年7月4日から始まりました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月4日17時38分配信
【黒海艦隊は黒海で演習を開始した】

7月5日には演習指定海域への展開が完了しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月5日13時45分配信
【ロシア連邦黒海艦隊は黒海演習の第1段階に取り掛かった】

一方、NATO海軍(ブルガリア、ギリシャ、ルーマニア、トルコ、アメリカ)も、7月4日から黒海(ブルガリア沖)合同演習「ブリーズ-2014」を開始しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月4日11時41分配信
【軍事雑誌の編集長はNATOの黒海演習を恫喝と見ている】


今回、黒海対艦ミサイルを発射したのは、この4隻です。

エアクッションロケット艦「サムム」
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小型ロケット艦「シチーリ」
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ロケット艇R-109
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ロケット艇R-239

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「サムム」、R-109、R-239超音速対艦ミサイル「モスキート」を搭載しています。
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「シチーリ」亜音速対艦ミサイル「マラヒート」を搭載しています。
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この他、黒海艦隊航空隊前線爆撃機Su-24も対艦攻撃に参加しました。
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なお、黒海艦隊ロケット艦による対艦ミサイル発射訓練自体は、毎年実施されている恒例行事です。
[黒海艦隊のロケット艦部隊は対艦ミサイル発射演習を行なった]
[ロシア黒海艦隊の3隻のロケット艦は演習を行なった]
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