近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される
- カテゴリ:ロシアの対潜哨戒機



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月14日11時13分配信
【対潜航空機Il-38Nの最初の生産機は7月15日に海軍へ引き渡される】
モスクワ、7月14日-ロシア通信社ノーボスチ
対潜航空機Il-38Nの最初の生産機のロシア海軍海洋航空隊への引き渡しは、7月15日にジュコーフスキーで行なわれる。
ロシア通信社ノーボスチは、「S.V.イリューシン記念航空複合体」(「統合航空機製造営団」の一員)広報サービス代表より伝えられた。
「当社は、ロシア海軍海洋航空隊の対潜航空機Il-38Nの最初の生産機の修理及び近代化の作業を完了しました。
契約の枠組で実行された作業において、5機の戦列航空機シリーズの近代化が提供されます」
イリューシン記念試作設計局の代理人は指摘した。
近代化には、航空機への新たな探知-照準システム「ノヴェッラ-P-38」の設置が含まれており、航空機の任務の範囲及び戦闘能力は大幅に増大された。
海軍航空隊司令部は、近代化された航空機の最初の生産機へ、Il-38の作成に多大な貢献を成したイリューシン記念試作設計局の傑出した設計者ラジー・ペトロヴィチ・パンコフスキーの名前を与える事に同意した。
『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】
旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。
現用のIl-38は、順次Il-38N仕様への近代化改修を受けています。
『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38N低翼機】
Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。

北方艦隊は、2012年3月からIl-38Nの受領を開始しています。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]
今回の記事によると、2014年7月15日にジュコーフスキー飛行場で対潜哨戒機Il-38Nの生産機ラジー・ペトロヴィチ・パンコフスキー号がロシア海軍へ引き渡されるとの事ですが、これは要するに、Il-38Nがロシア海軍へ制式採用されるという事でしょう。
- 関連記事
-
- 水陸両用機ベリエフA-40アリバトロースが復活するかもしれない
- 近代化された対潜哨戒機Il-38N量産1号機はロシア海軍へ引き渡された
- 近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される
- ロシア太平洋艦隊の対潜航空隊は日本海とオホーツク海で定期訓練飛行を実施した
- ロシア海軍航空隊の「対潜道」競技会が開催された
スポンサーサイト