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ロシアのサトゥルン社は2017年までにウクライナ製ガスタービンを完全に代替する

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『イタルタス』より
2014年7月14日13時24分配信
【科学生産合同「サトゥルン」は2017年までのロシア海軍艦の為のウクライナ製エンジンの代替を計画している】
モスクワ、7月14日/イタルタス特派員エフゲニー・ニキーチン

科学生産合同「サトゥルン」は、2017年までにロシア戦闘艦へ装備されている輸入のウクライナ製海洋ガスタービンエンジンの代替を完全に提供する。
イタルタス特派員は同社の広報サービスより伝えられた。

「当社は、輸入代替プログラムを全力全開で推進しております。
我々は、ウクライナにおける我が方の需要分を、全て当方で生産いたします。
無論、我々は、ウクライナの専門家がやってくる事を望んでおります」

「サトゥルン」取締役イリヤ・フョードロフは話した。

彼によると、2017年、同社は、M90FRエンジン(27000馬力)と、これに基づく集合体の作成に関し「完全な生産サイクルの確保の為の全ての指示された課題」を責任を以て遂行しているだろう。
更に「サトゥルン」は、ロシア海軍の為のガスタービンエンジンの試験の為の基盤を用意する。
広報サービスは、既にM75RUエンジン(7000馬力)とM70FRUエンジン(14000馬力)が作成されている事を指摘した。

「我々は確信しております。
2017年までには、科学生産合同サトゥルンの前に置かれた課題は実行に移されており、私達の艦が動力が無いまま停泊している事など、全くありません。
今日の問題である輸入代替については、国家安全保障の為の重要性に鑑み、既に私共の為の最初のプランが出されております」
「サトゥルン」
のトップは強調した。

ロシア連邦海軍の最新戦闘艦、特にプロジェクト22350フリゲートプロジェクト11356フリゲートには、ニコラエフ「ゾーリャ・マシプロイェクト」の動力装置が装備されている。

ウクライナからの供給への依存を避ける為、(ロシア)海軍総司令部は2000年代に、ガスタービンエンジン及び海軍水上艦の集合体の使用並びに作成の概念、ルイビンスク科学生産合同「サトゥルン」が統合供給機能を担う事を承認した。

6月、「統合造船業営団」総裁アレクセイ・ラフマノフは、一時的にロシア艦ウクライナ製動力装置を代替する為の「興味深い選択肢」は幾つか存在するものの、最終目標は、主要集合体生産のロシアへの移転であると表明した。


旧ソ連・ロシア海軍艦艇のガスタービン機関は、ウクライナで製造されていました。

【国営企業ガスタービン製造科学工業複合体「ゾーリャ-マシプロイェクト」公式サイト】

ソ連邦解体後、ウクライナ及びロシアガスタービン製造に関わる企業4社が集まり、合同企業「トゥルボルス」が設立され、ここを窓口としてウクライナからロシアへのガスタービン機関の「輸出」は継続されていました。

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービンも、ロシアウクライナの企業の共同開発であり、最終組立はウクライナ「ゾーリャ・マシプロイェクト」社で行なわれていました。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末には、「ゾーリャ・マシプロイェクト」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

そこで、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になりました。
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]

具体的には、ウクライナ「ゾーリャ・マシプロイェクト」社で行なわれていたガスタービンユニットの最終組立をロシア国内で行なうという事です。

ロシアでの艦艇用ガスタービンの開発と生産は、「サトゥルン」社が担当する事になります。
【科学生産合同「サトゥルン」公式サイト】

「サトゥルン」社は、既に幾つかの艦艇用ガスタービンを開発、生産しております。
【ガスタービンエンジンM75RU/M70FRU】

これに続き、ロシア海軍向けに新造されているプロジェクト22350フリゲート及びプロジェクト11356Rフリゲートの為のガスタービンエンジンの生産もウクライナに代わって行う事になります。
【ガスタービンエンジンM90FR】

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