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近代化された対潜哨戒機Il-38N量産1号機はロシア海軍へ引き渡された


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『Lenta.Ru』より
2014年7月15日12時05分配信
【(ロシア)海軍は最初のIl-38Nを受領した】

ロシア海軍対潜航空機Il-38Nの最初の生産機を受領したと『イタルタス』は報じた。
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ジュコーフスキーで開催された式典には、公開株式会社『イル』の現在の総取締役ユーリー・ユージン及びロシア海軍航空隊第859戦闘戦闘応用・飛行再訓練センター司令官アレクセイ・セルジョークが出席した。

「今日、我々は、ラジー・ペトロヴィチ・パンコフスキーと命名されたこの航空機をロシア海軍へ引き渡しました」
ユージン
は話した。

彼は、設計者パンコフスキーのおかげで、1990年代に航空機Il-38の近代化プログラムが開始された事を強調した。
式典後、引き渡された航空機は、駐留飛行場となるエイスクへ向かう。

Il-38Nは、ソヴィエト時代に生産された対潜哨戒航空機の近代化ヴァージョンである。
機体には、照準-航法複合体「ノヴェッラ-P-38」が装備される。
航空機(Il-38N)統合航空機製造営団と(ロシア)国防省との間の最初の契約の枠組において製造され、このような航空機が5機提供される。


『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現用のIl-38の内、5機がIl-38N仕様への近代化改修を受けます。
『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38N低翼機】

Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。
Il-38の上部に追加されたのが「ノヴェッラ-P-38」複合体です。
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北方艦隊は、2012年3月にIl-38N(15号機)を受領していますが、これはプロトタイプのようです。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]

そして今日、Il-38N「量産機」(機体番号19)ロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される]
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この機体は、今後、ロシア南部クラスノダール地方エイスク飛行場へ行くとの事です。

エイスクには、ロシア海軍航空隊の訓練センター(第859戦闘戦闘応用・飛行再訓練センター)が在ります。
[エイスクの新ニートカへ艦上戦闘機Su-33が到着した]
[ロシア北方艦隊の艦上戦闘機パイロットはエイスクの新ニートカで訓練を行なう]
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
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