ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは国家受領試験を開始する

『イタルタス』より
2014年7月16日9時53分配信
【原子ロケット艦「ウラジーミル・モノマーフ」は国家試験へ出た】
モスクワ、7月16日/イタルタス
プロジェクト955戦略原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は国家受領試験へ出た。
イタルタスが防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、潜水艦は北方艦隊の海洋射爆場でプログラムに取り組む。
「ウラジーミル・モノマーフは国家受領試験へ出ました。
計画によると、最初の出航は約1週間半に渡って続けられます。
潜水艦は7月26日にセヴマシュへ戻ります」
対談者は話した。
彼によると、国家試験において「モノマーフ」は何度かの海洋への出航が予定されており、乗組員は艦の兵装システムを点検する。
以前、潜水艦は9月に今年最初の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」発射を行なうと報じられた。
11月、「ブラヴァー」は同型の原子力艦「ユーリー・ドルゴルーキー」から発射される。
[プロジェクト955潜水艦]
「ウラジーミル・モノマーフ」は、プロジェクト955の3番艦である。
同艦は「セヴマシュ」で2006年に起工された。
潜水艦は2014年に軍備採用が予定されている。
同プロジェクトのトップ潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は2012年に海軍へ軍備採用された。
続いて2013年、「ボレイ」型の最初の生産艦「アレクサンドル・ネフスキー」が海軍へ軍備採用された。
現在、第4のロケット艦-「クニャージ・ウラジーミル」が建造されている。
「クニャージ・オレグ」と命名された5隻目は、7月27日に「セヴマシュ」で起工される予定である。
戦略原子力ロケット艦「ボレイ」級は海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で設計された。
その主要兵装は16基の新型大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水しました。
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフ進水(セヴマシュ公式サイト)]
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフは進水した]
乗組員は太平洋艦隊から集められました。
[新世代戦略原潜ボレイ級3番艦ウラジミール・モノマーフに電力が供給される]
2013年1月18日、「セヴマシュ」造船所の岸壁に係留されました。
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフの係留試験が開始された]
5月下旬、陸上から蒸気を送り、蒸気タービン機関の試験が行われました。
[ボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは蒸気タービン機関の試験を行なった]
6月10日、ロシア正教会の神父による祈祷式が執り行われました。
[ボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは祝福を授けられた]
9月12日、最初の工場航海試験の為に出港しました。
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフの航海試験が始まった]
10月初頭に最初の航海試験は完了しました。
[ボレイ級戦略原潜3番艦ウラジーミル・モノマーフは最初の航海試験を完了した]
2014年6月11日、2回目の工場航行試験を行なう為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは海洋試験の為に出航した]
7月5日、航海試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級3番艦ウラジーミル・モノマーフは航行試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ戻った]
これを以て「ウラジーミル・モノマーフ」の工場航行試験は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは工場航行試験プログラムを完了した]
そして今回、国家受領委員会の立会いの下で国家受領試験を行なう為、セヴェロドヴィンスクから出港しました。
国家受領試験を終えた後、「ウラジーミル・モノマーフ」はロシア海軍へ引き渡す準備が整います。
今後は、潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験も実施されます。
[ロシア海軍は2014年に2回、2015年に3回の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射を実施する]
[2014年の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射は白海から、2015年にはオホーツク海から実施される]
「ウラジーミル・モノマーフ」は2014年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
引き渡し後、太平洋艦隊へ正式に編入され、カムチャツカ半島の原潜基地(ヴィリュチンスク)へ回航されます。
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