ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2014」の活動段階が始まる
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月17日3時39分配信
【ロシア-インド演習「インドラ-2014」の活動段階(アクティブフェイズ)がスタートする】
ウラジオストク、7月17日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア-インド合同海軍演習「インドラ-2014」の活動段階(アクティブフェイズ)は、日本海のピョートル大帝湾で木曜日にスタートする。
ロシア通信社ノーボスチは、ロシア連邦東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフより伝えられた。
駆逐艦「ランヴィジャイ」、フリゲート「シヴァリク」、補給船「シャクティ」で構成されるインド海軍艦船支隊は、演習へ参加する為、月曜日にウラジオストクへ到着した。
「インドラ」の主な目的は、海洋における合同活動への取り組みと、その改善である。
ロシアからは、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「ペレスウェート」、支援船、海洋航空隊が演習へ関与する。
「太平洋艦隊及びインド海軍の艦船は、木曜日(7月17日)夕方に演習の活動段階実施の為、海洋へ出航します。
彼等は一列に並び、合同で"機雷源"を乗り越えます。
その後、大型揚陸艦ペレスウェートは、撃破する必要のある訓練用機雷を射出します。
更に、ヘリコプター演習及び高速艇による不審船の臨検が実施されます。
1日目が終わった後、演習参加者は2つのグループに分かれて展開し、夜間の遭遇戦を実施します」
マルトフは話した。
彼によると、翌日(7月18日)には、無防備の泊地における艦船の保護、合同での空中目標に対するミサイル-砲打撃が計画されている。
更には、遭難した船舶への支援の提供、海上での物資補充、更には、合同での組織的対潜、対空、対艦防衛といった課題に実地で取り組む。
土曜日、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」艦上で「インドラ-2014」の結果が総括される。
インド海軍艦船支隊の送別式典が海上で開催される。
20世紀の1990年代、太平洋艦隊の艦船は、3度に渡りインドを訪れた。
2003年5月、インド西部及び東部沿岸において、ロシア-インド海軍の最初の2ヶ国間演習が実施された。
2005年以降、2ヶ国間の海上合同演習は「インドラ」と呼ばれるようになった。
2007年、インド海軍艦船支隊はウラジオストクを訪れ、訪問中に日本海で合同対テロ演習「インドラ-2007」が成功裏に実施された。
ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2014」に参加するインド海軍艦船部隊は、7月14日にウラジオストクへ到着しました。
[インド海軍艦船部隊はウラジオストクへ入港した]

「インドラ-2014」には、以下の艦船が参加します。
[ロシア海軍太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」

大型揚陸艦「ペレスウェート」

支援船(海洋給油船?)
[インド海軍]
駆逐艦D55「ランヴィジャイ」

フリゲートF47「シヴァリク」

補給艦A57「シャクティ」

翌7月15日、ロシア太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」で演習の開始式典が開催されました。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2014」の開始式典が開催された]
そして7月17日夕方、ロシア海軍及びインド海軍の演習参加艦船はウラジオストクを出港し、ピョートル大帝湾で実際の演習を開始します。
演習1日目は、対機雷戦、ヘリコプターの夜間発着艦、不審船の臨検が実施されるとの事です。
その後、2つのグループに分かれての「夜戦」訓練が実施されます。
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