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最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月10日にロシア海軍へ納入される

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『イタルタス』より
2014年7月27日9時15分配信
【セヴマシュ:原子力ロケット艦「ウラジーミル・モノマーフ」は2014年12月に(ロシア)海軍へ引き渡される】
セヴェロドビンスク/アルハンゲリスク州/7月27日/イタルタス

戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ウラジーミル・モノマーフ」(プロジェクト「ボレイ」)は、2014年12月10日にロシア連邦海軍へ引き渡される。
日曜日(7月27日)、公開株式会社「生産合同セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは記者団に伝えた。

「3番艦は国家受領試験から戻り、全ては成功裏に進められており、全ては完全にスケジュール通りです。
我々は、更に何度かの海洋への出航を予定しており、12月10日、私共は受領(引渡)証書へ署名しなければなりません」

彼は話した。

「ウラジーミル・モノマーフ」は、プロジェクト「ボレイ」の3隻目の艦(2隻目の生産艦)である。

ブドニチェンコは想い起した。
1隻目の艦-「ユーリー・ドルゴルーキー」は納入され、現在、北方艦隊で戦闘勤務に就いている。
2隻目の「アレクサンドル・ネフスキー」も、ロシア連邦海軍の一員となった。

「これまでの所、何ら疑いは有りません。
私共は、この艦(「ウラジーミル・モノマーフ」)を納入し、証書へ署名し、海軍旗を掲揚し、受注品は海軍の一員となる事を確信しております」
「セヴマシュ」
総取締役は強調した。

次のシリーズ艦について彼は「スケジュール通りに建造されています」
「今の所は混乱は無く、そのような兆候も有りませんね」

ブドニチェンコは指摘した。

[原子力潜水艦「カザン」は2017年に海軍へ引き渡される]
第2の多用途原子力潜水艦「カザン」(プロジェクト885M「ヤーセン-M」)は2017年に納入される。
公開株式会社「生産合同セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは伝えた。

「納入時期は2017年のままです。
この大統領令を我々は実行し、これに関する議論は行なわれておりません」

彼は強調した。

同プロジェクトのトップ艦(セヴェロドヴィンスク)は2014年6月17日に海軍へ引き渡された。
第2の「ヤーセン」-潜水艦「カザン」は、近代化されたプロジェクト885Mとして2009年に起工された。
第3の艦-「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工された。
このクラスの4隻目の原子力潜水艦「クラスノヤルスク」と命名され、7月27日に起工される。

近代化される「ヤーセン」は、新たな機器の設置により、その視認性は大幅に減少する。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水、2013年9月12日から海洋試験を開始しました。
乗組員は配備先となる太平洋艦隊から集められました。
工場航行試験は2014年7月初頭に完了し、その次の国家受領航行試験も7月26日に完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの海洋国家試験は7月26日に完了する]


今後は潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が実施されます。
[ロシア海軍は2014年に2回、2015年に3回の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射を実施する]
[2014年の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射は白海から、2015年にはオホーツク海から実施される]

「ウラジーミル・モノマーフ」は2014年末にロシア海軍へ引き渡される予定となっておりますが、今回、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコ氏から具体的な日時~2014年12月10日~が明らかにされました。
引き渡し後、太平洋艦隊へ編入され、カムチャツカ半島原潜基地(ヴィリュチンスク)へ回航されます。

更に今回、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコ氏は、新世代多用途原子力潜水艦「ヤーセン」2番艦「カザン」にも言及しています。

約1年前、ミハイル・ブドニチェンコ氏は、原潜「カザン」が2017年にロシア海軍へ引き渡されると述べました。
[改ヤーセン級多用途原潜カザンは2017年にロシア海軍へ引き渡される]
このスケジュールは、現在も変更されていないようです。
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