原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された
- カテゴリ:ロシア海軍の特務原潜

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年7月27日17時08分配信
【「セヴマシュ」は3隻の原子力水中巡洋艦の建造を開始した】
セヴェロモルスク(ムルマンスク州)、7月27日-ロシア通信社ノーボスチ
一度に3隻の潜水艦-「クニャージ・オレグ」(プロジェクト「ボレイ」)、「クラスノヤルスク」(プロジェクト「ヤーセン」)、そして「ハバロフスク」がセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」社で起工された。
同社の総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、ロシア連邦大統領へビデオ通信で報告した。
国家元首は、セヴェロモルスクの重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」艦上でビデオ通信からの報告を受けた。

「今日、セヴマシュで、承認された国家再軍備プログラムに完全に沿って、そして、国防省に承認されたスケジュールに沿って、3隻の新たな原子力水中巡洋艦-第5の"ボレイ"クニャージ・オレグ、ハバロフスクと、もう1隻、近代化されたプロジェクト885Mヤーセンが起工されました」
ブドニチェンコは話した。
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア海軍の日の祝賀行事に参加する為、日曜日にムルマンスク州へ到着した。
祝賀会は北方艦隊主要基地セヴェロモルスクで開催された。
生産合同「北方機械製造組合」(公開株式会社「生産合同セヴマシュ」)は、セヴェロドヴィンスク市(アルハンゲリスク州)に位置するロシアの機械製造企業防衛複合体である。
同社は、戦闘水上艦と原子力潜水艦の建造と修理を実行し、石油ガス産業の為のロシアの海洋機器及び装置の作成の為のプロジェクトを実現する。
2014年7月27日の「ロシア海軍の日」に、セヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所は「ボレイ」級戦略原潜と「ヤーセン」級多用途原潜を1隻ずつ起工しました。

[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコ氏がロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏へ報告した所によると、この2隻以外に、もう1隻-原子力潜水艦(原子力水中巡洋艦)「ハバロフスク」も起工されたとの事です。
この原潜「ハバロフスク」については、艦名以外に具体的な情報は全く有りません。
ブドニチェンコ氏の発言から見ても、「ハバロフスク」は「ボレイ」級でも「ヤーセン」級でも無いようです。
以前、ブドニチェンコ氏は、同社が2014年に「ボレイ」級2隻、「ヤーセン」級1隻、そして特殊用途潜水艦1隻を起工すると述べています。
[ロシアは2014-2015年に8隻の原潜を起工する]
従って、この「ハバロフスク」が特殊用途潜水艦という事になります。
どのような特殊用途艦なのかは全く不明ですが、以前、こういうニュースが有りました。
[ロシア海軍は水中偵察潜水艦を発注する]
この「水中偵察潜水艦」は、「セヴマシュ」で建造されると言われていました。
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