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ロシア海軍太平洋艦隊の救助曳船フォーチー・クルイロフはドックへ入った

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年8月1日9時15分配信
【救助曳船「フォーチー・クルイロフ」は修理を行なう】

太平洋艦隊の最も強力な海洋救助曳船「フォーチー・クルイロフ」は、艦船修理センター「ダーリザヴォード」の第3ドックへ入渠した。

修理は8月末までの実行が計画されている。
「更に、同船の保守サービスも実施されます」
艦船修理センター「ダーリザヴォード」執行取締役イーゴリ・エフドキモフ
は伝えた。

「歴史的な"ツェサレーヴィチ"ドックは、現在、近代化が行なわれております。
これは、この40年間で我が社が最初に実行するものです。
ですが、ドックから(艦)が出される事は無く操業しており、太平洋艦隊の艦船の受け入れが続けられています。
今年初めから、私共のセンターは既に29隻の様々なクラスの艦を修理しております。
このような大型の船を含んで」


救助曳船「フォーチー・クルイロフ」は、水上艦並びに潜水艦の全ての種類の救助作業を実行できる。
同船と、その双子の「ニコライ・チケル」は、多くの点においてユニークな船である。
これらの大洋曳船は1989年にフィンランドで建造された。
航行試験後、このクラスの船はギネスブックの世界記録に加えられた。
動力装置の最大出力は25000馬力であり、風力8までの強い嵐でも排水量250000トンまでの艦を曳航できる。


プロジェクトR-5757海洋救助曳船「フォーチー・クルイロフ」は、フィンランドラウマ造船所で1989年6月29日に竣工しました。
(同型船「ニコライ・チケル」は1989年4月12日竣工)

[プロジェクトR-5757海洋救助曳船]
基準排水量:5289トン
満載排水量:7542トン
全長:97.6m
幅:19.42m
吃水:7.2m
機関:ディーゼルエンジン4基
出力:24480馬力
速力:18.1ノット
航続距離:16ノットで11000海里
搭載機:ヘリコプター1機
乗員:51名(この他に20名を収容可能)


プロジェクトR-5757海洋救助曳船は、最大で合計250000トン、同時に4隻までの艦船を曳航可能であり、この能力はタグボートとしては世界最大です。
曳航用設備の他、深海作業用設備、消火設備、3個の病室を備えた万能救助船です。


就役当初はSB-135という名前でしたが、1991年に「フォーチー・クルイロフ」と命名されました。

1993年にはソ連邦解体後の混乱の中で民間会社へ売却されてしまい、ロシア海軍籍を離れましたが、2008年には買い戻されて太平洋艦隊へ復帰しました。
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2009年1月、ロシア太平洋艦隊の最初のアデン湾海賊対処部隊の一員としてソマリア沖へ派遣されました。
[ロシア海軍第2次ソマリア遠征]

2009年12月からボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」で修理されました。
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2010年6月、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に随伴してアメリカサンフランシスコを訪問しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2010年6月5日0時55分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦船はアメリカ合衆国訪問へと出発した】

2011年10月から2012年1月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊第6次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻ってきた]

2012年7月には環太平洋海軍演習「リムパック-2012」へ参加しました。
[ロシア海軍リムパック参加部隊は帰港した]

2012年8月末には日本を訪問しました。
[ロシア海軍艦船は日本の舞鶴を訪問する]

2013年には長期間に渡り地中海へ派遣されました。
[ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~12月)]

そして2014年8月1日、ウラジオストク金角湾内に在る艦船修理工場「ダーリザヴォード」のドックへ入渠しました。
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