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ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは2014年9月にロシア海軍乗員の手で航海を実施する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年8月5日15時42分配信
【「ミストラル」は9月にロシア人乗組員の手で海へ出る】

ロシア海軍船員の管理下でのヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」の最初の海洋への出航は2014年9月に実施される。

「ミストラル」に関する取り引きの詳細に精通している情報提供者によると、8月6日、ヘリコプター母艦「ウラジオストク」の要員は実地訓練を開始し、9月後半には同艦はロシア人船員の管理下で海洋へ出航する。

ロシア海軍将兵は、「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦の操作訓練の為、6月30日にフランスサンナゼールへ到着した事が想い起される。
2014年秋、船員はヘリコプター母艦「ウラジオストク」サンクトペテルブルクへ移動させ、ここで同艦は竣工し、兵装が装備される。

「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートルである。
艦は18ノット(時速約33キロ)の速力発揮を可能とする。
航続距離は20000海里(約37000キロ)。
乗組員160人の他、ヘリコプター母艦は更に450人を収容可能である。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、このうち同時に6機を離艦甲板へ展開できる。

ここ数ヶ月間のロシアに対するヨーロッパの制裁導入を背景にして、「ミストラル」の売買取り引きは、より多くの注目を集めている。
例えば、フランス大統領フランソワ・オランドは、同国はロシア連邦海軍の為の「ミストラル」型の1番艦を建造する上での契約上の義務を履行するが、第2のヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」の建造に関しては、ウクライナに対するロシアの立ち位置に依ると7月22日に表明した。
現在、第2のヘリコプター母艦は、2つの異なる造船所で建造された後部と前部の接合操作が実施されている。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスサンナゼール造船所で起工され、後半部分はロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦(強襲揚陸艦)ウラジオストクは就役から1年間は集中運用される]

現在、サンナゼールには「ミストラル」級の乗組員約400名が滞在しています。
[ロシア海軍向けミストラル級の乗員400名はフランスへ到着した]
[ロシア海軍向けミストラル級の艦載機搭乗員は研修の為にフランスへ到着した]

ロシア海軍の乗員達は、8月初頭から「ウラジオストク」で実地操作訓練を開始します。
[ロシア海軍将兵は2014年8月初頭からミストラル級の実地操作訓練を開始する]

その後、2014年9月後半にロシア人乗員の手で最初の航海を実施し、10月にはサンクトペテルブルクへ移動します。

「ウラジオストク」は、今年10月末にロシアへ引き渡されます。
[フランスはロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクを契約期日(2014年10月)通りに引き渡す]

その後、ロシアの造船所で兵装取付などの最終艤装を行ない完成します。
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[ロシア海軍士官団はフランスでミストラル級の操作訓練を受ける]
[ロシア海軍向けミストラル級はサンクトペテルブルクのセーヴェルナヤ・ヴェルフィで兵装取付工事が行なわれる]
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