秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク
- カテゴリ:ロシア海軍の特務原潜
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年8月8日12時56分配信
【ブロガーは秘密の潜水艦プロジェクト「ハバロフスク」を明らかにした】
インターネットユーザーのオレグ・クレショフは、自身のブログで海軍の日にセヴマシュで起工された原子力潜水艦「ハバロフスク」のプロジェクト番号が示されたペナントの写真を掲載した。
それは、以前の公開情報では記されていなかったプロジェクト09851である。
セヴェロドヴィンスクのブロガーは、自身のページにおいて、「各旅客バスのフロント窓に吊下げられた」新たな原子力潜水艦プロジェクト番号が示されたペナントの存在を明らかにした。
注目されるのは、以前に公開された「ミリタリーロシア」においても、新たな潜水艦プロジェクト09851の情報が記され、潜水艦の用途について幾つかの仮定が示されていた事である。
更に、オレグ・クレショフのブログでは、「セヴマシュ」における海軍の日の潜水艦起工式典のゲストに配られた記念品のペンの写真も掲載された。
その絵は、新たな原子力潜水艦の切断された船体上部のシルエットであると推察できる。
公開されたペナントには、北方機械製造企業(公開株式会社「生産合同セヴマシュ」)の第50船台が描かれている。
この船台では、7月27日の海軍の日に起工された多用途原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン」の「クラスノヤルスク」が建造される。
この船台は2014年に近代化され、設備は以前の状態に移行する。
新たな潜水艦が遂行する任務については、未だ伝えられていない。
以前、報道機関イタルタスは、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコの談話を引用し、起工されるのは「特殊用途艦」であると報じた。
更には、2013年3月、『イズベスチヤ』は、海軍本部の情報提供者の話を引用し、軍当局は距離600kmの物体を検出できる水中音響巡視潜水艦の建造を計画している事を明らかにした。
同紙の情報によると、特殊原子力潜水艦の建造は「セヴマシュ」に委託されるが、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で既存の潜水艦を改造する選択肢も考慮されている。
付け加えると、2014年4月、「セヴマシュ」はロシア連邦国防省との契約に署名した。
それによると、「セヴェロモーレッツ」のコード名におけるプロジェクト開発の課題を構成する試作設計作業部分は、設計局「マラヒート」と「ルビーン」に委託される。
入札書類(1と2)のデータによる活動の種類の作業分類は「船の建造」となっている。
2012年、「セヴマシュ」は原子力調査潜水艦「ベルゴロド」を起工した。
そして、 「ハバロフスク」はプロジェクト09851の下で建造される。
2年前に起工された原子力潜水艦「ベルゴロド」はプロジェクト09852を唯一代表するものであった。
既に『中央海軍ポータル』が伝えているように、調査潜水艦は複雑な任務を実行する為に作成される。
それは、世界の大洋の遠距離エリアにおける様々な科学的調査、捜索・救助活動への参加といったものである。
加えて原子力潜水艦には、水中機器装置、調査機器が設置され、新たなタイプの科学・研究機器の試作品の試験を行ない、水中輸送路を監視しなければならない。
原子力潜水艦は深海救助装置及び無人水中装置の搭載艦となる。
原子力艦プロジェクト09852は、プロジェクト949Aをベースにして海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクト-ペテルブルク)により設計された。
2014年7月27日の「ロシア海軍の日」に、セヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所は、「ボレイ」級戦略原潜と「ヤーセン」級多用途原潜を1隻ずつ起工しました。

[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
この2隻の他に、原潜「ハバロフスク」も起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
「ハバロフスク」についての具体的な情報は有りませんが、「ボレイ」級でも「ヤーセン」級でも無い特殊用途原子力潜水艦のようです。
今回の記事で紹介されているオレグ・クレショフ氏は、セヴェロドヴィンスク市在住のブロガーです。
【クレショフ氏のブログ】
そのクレショフ氏は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク市の「セヴマシュ」造船所で開催された3隻の原潜の起工式典において出席者に配られた記念品を入手し、自身のブログに掲載しました。
2014年8月5日17時33分配信
【潜水艦「ハバロフスク」】
2014年8月7日23時08分配信
【潜水艦「ハバロフスク」のペナント】
この記念品には、原子力潜水艦「ハバロフスク」はプロジェクト09851であると記されています。
「セヴマシュ」造船所は、2012年12月20日に原子力調査潜水艦プロジェクト09852を起工しています。

[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
このプロジェクト09852は、未完成のまま「セヴマシュ」で保管されていたプロジェクト949A(オスカーII級)原潜「ベルゴロド」をベースに再建造され、小型潜水艇(バチスカーフ)の母艦となります。

この他、「セヴマシュ」に隣接する艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」では、プロジェクト667BDRM(デルタIV級)戦略原潜K-64をベースにした特務原潜プロジェクト09787(BS-64)の改造工事が進められています。





特務原潜BS-64は、現用のプロジェクト667BDR(デルタIII級)を改造したプロジェクト09786特務原潜BS-136「オレンブルク」の後継となる小型原潜母艦です。


これらの小型原潜母艦は、「ロシャリク」級特務原潜AS-12を搭載します。



従って、プロジェクト09851原潜「ハバロフスク」は、これらの小型潜水艦母艦(プロジェクト09852及びプロジェクト09787)とは違う用途の特務原潜になるでしょう。
記事中でも触れられていますが、以前、ロシア海軍は水中偵察用の特務原潜を建造すると報じられた事が有りました。
[ロシア海軍は水中偵察潜水艦を発注する]
或いは、ロシア原潜の為の新型の各種機器や兵器の試験用かもしれません。
2014年8月8日12時56分配信
【ブロガーは秘密の潜水艦プロジェクト「ハバロフスク」を明らかにした】
インターネットユーザーのオレグ・クレショフは、自身のブログで海軍の日にセヴマシュで起工された原子力潜水艦「ハバロフスク」のプロジェクト番号が示されたペナントの写真を掲載した。
それは、以前の公開情報では記されていなかったプロジェクト09851である。
セヴェロドヴィンスクのブロガーは、自身のページにおいて、「各旅客バスのフロント窓に吊下げられた」新たな原子力潜水艦プロジェクト番号が示されたペナントの存在を明らかにした。
注目されるのは、以前に公開された「ミリタリーロシア」においても、新たな潜水艦プロジェクト09851の情報が記され、潜水艦の用途について幾つかの仮定が示されていた事である。
更に、オレグ・クレショフのブログでは、「セヴマシュ」における海軍の日の潜水艦起工式典のゲストに配られた記念品のペンの写真も掲載された。
その絵は、新たな原子力潜水艦の切断された船体上部のシルエットであると推察できる。
公開されたペナントには、北方機械製造企業(公開株式会社「生産合同セヴマシュ」)の第50船台が描かれている。
この船台では、7月27日の海軍の日に起工された多用途原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン」の「クラスノヤルスク」が建造される。
この船台は2014年に近代化され、設備は以前の状態に移行する。
新たな潜水艦が遂行する任務については、未だ伝えられていない。
以前、報道機関イタルタスは、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコの談話を引用し、起工されるのは「特殊用途艦」であると報じた。
更には、2013年3月、『イズベスチヤ』は、海軍本部の情報提供者の話を引用し、軍当局は距離600kmの物体を検出できる水中音響巡視潜水艦の建造を計画している事を明らかにした。
同紙の情報によると、特殊原子力潜水艦の建造は「セヴマシュ」に委託されるが、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で既存の潜水艦を改造する選択肢も考慮されている。
付け加えると、2014年4月、「セヴマシュ」はロシア連邦国防省との契約に署名した。
それによると、「セヴェロモーレッツ」のコード名におけるプロジェクト開発の課題を構成する試作設計作業部分は、設計局「マラヒート」と「ルビーン」に委託される。
入札書類(1と2)のデータによる活動の種類の作業分類は「船の建造」となっている。
2012年、「セヴマシュ」は原子力調査潜水艦「ベルゴロド」を起工した。
そして、 「ハバロフスク」はプロジェクト09851の下で建造される。
2年前に起工された原子力潜水艦「ベルゴロド」はプロジェクト09852を唯一代表するものであった。
既に『中央海軍ポータル』が伝えているように、調査潜水艦は複雑な任務を実行する為に作成される。
それは、世界の大洋の遠距離エリアにおける様々な科学的調査、捜索・救助活動への参加といったものである。
加えて原子力潜水艦には、水中機器装置、調査機器が設置され、新たなタイプの科学・研究機器の試作品の試験を行ない、水中輸送路を監視しなければならない。
原子力潜水艦は深海救助装置及び無人水中装置の搭載艦となる。
原子力艦プロジェクト09852は、プロジェクト949Aをベースにして海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクト-ペテルブルク)により設計された。
2014年7月27日の「ロシア海軍の日」に、セヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所は、「ボレイ」級戦略原潜と「ヤーセン」級多用途原潜を1隻ずつ起工しました。

[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
この2隻の他に、原潜「ハバロフスク」も起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
「ハバロフスク」についての具体的な情報は有りませんが、「ボレイ」級でも「ヤーセン」級でも無い特殊用途原子力潜水艦のようです。
今回の記事で紹介されているオレグ・クレショフ氏は、セヴェロドヴィンスク市在住のブロガーです。
【クレショフ氏のブログ】
そのクレショフ氏は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク市の「セヴマシュ」造船所で開催された3隻の原潜の起工式典において出席者に配られた記念品を入手し、自身のブログに掲載しました。
2014年8月5日17時33分配信
【潜水艦「ハバロフスク」】
2014年8月7日23時08分配信
【潜水艦「ハバロフスク」のペナント】
この記念品には、原子力潜水艦「ハバロフスク」はプロジェクト09851であると記されています。
「セヴマシュ」造船所は、2012年12月20日に原子力調査潜水艦プロジェクト09852を起工しています。

[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
このプロジェクト09852は、未完成のまま「セヴマシュ」で保管されていたプロジェクト949A(オスカーII級)原潜「ベルゴロド」をベースに再建造され、小型潜水艇(バチスカーフ)の母艦となります。

この他、「セヴマシュ」に隣接する艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」では、プロジェクト667BDRM(デルタIV級)戦略原潜K-64をベースにした特務原潜プロジェクト09787(BS-64)の改造工事が進められています。





特務原潜BS-64は、現用のプロジェクト667BDR(デルタIII級)を改造したプロジェクト09786特務原潜BS-136「オレンブルク」の後継となる小型原潜母艦です。


これらの小型原潜母艦は、「ロシャリク」級特務原潜AS-12を搭載します。



従って、プロジェクト09851原潜「ハバロフスク」は、これらの小型潜水艦母艦(プロジェクト09852及びプロジェクト09787)とは違う用途の特務原潜になるでしょう。
記事中でも触れられていますが、以前、ロシア海軍は水中偵察用の特務原潜を建造すると報じられた事が有りました。
[ロシア海軍は水中偵察潜水艦を発注する]
或いは、ロシア原潜の為の新型の各種機器や兵器の試験用かもしれません。
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