ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはサンクトペテルブルクの造船所でロシア製兵器を装備する
- カテゴリ:ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル級


『インタファクス』より
2014年8月13日12時02分配信
【1隻目のロシアの「ミストラル」は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で兵器を装備する】
モスクワ、8月13日、インタファクス-ロシア
「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」は、サンクトペテルブルクの造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」でロシア製兵器システムを追加装備する。
『インタファクス』は水曜日に「機械製造技術」展示会で「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)代表団のトップ、イーゴリ・セヴァスチャノフより伝えられた。
「ウラジオストクは完成しております。
乗組員はサンナゼールに滞在しています。
彼等は訓練を始めています。
全ての作業はスケジュール通りです。
セーヴェルナヤ・ヴェルフィは、ロシア製兵器を追加装備します」
セヴァスチャノフは話した。
ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」と「セヴァストーポリ」の乗組員はフランスのサンナゼールに滞在し、練習艦「スモーリヌイ」に居る。
ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」は、既に何度か海洋への出航を行なっている。
STXフランス社は今年秋に同艦をロシア海軍へ引き渡す予定であり、その後、サンクトペテルブルクへ向かう。
「ロソボロネクスポルト」とフランスのDCNS社は、2011年6月に2隻の「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦を建造する為の契約へ署名した。
「統合造船業営団」は、サンナゼールのSTXフランス造船所の下請業者として、この取り引きに関わっている。
「ウラジオストク」は、2013年10月15日に進水した。
艦の建造段階は実施された。
後部は「バルト工場-造船」(統合造船業営団に加入)で製造され、その後、サンナゼールへ送られた。
STXフランス造船所で建造された前部と接合する為に。
「ミストラル」型の船体の長さは199メートル、幅32メートル、飛行甲板レベルでの高さ27メートル、吃水6.42メートルでの排水量22600トン、吃水6.42メートルでの最大速力18.5ノット、乗組員177名、乗客数481名。
非公式データによると、艦1隻あたりの費用は約6億ユーロである。
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】
1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスのサンナゼール造船所(STXフランス)で起工され、後半部分はロシアのバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦(強襲揚陸艦)ウラジオストクは就役から1年間は集中運用される]
現在、サンナゼールには「ミストラル」級の乗組員約400名が滞在しています。
[ロシア海軍向けミストラル級の乗員400名はフランスへ到着した]
[ロシア海軍向けミストラル級の艦載機搭乗員は研修の為にフランスへ到着した]
ロシア海軍の乗員達は、2014年8月初頭から「ウラジオストク」で実地操作訓練を開始し、2014年9月後半には最初の航海を実施し、10月にはサンクトペテルブルクへ移動します。
[ロシア海軍将兵は2014年8月初頭からミストラル級の実地操作訓練を開始する]
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは2014年9月にロシア海軍乗員の手で航海を実施する]
「ウラジオストク」は、今年10月末にロシアへ引き渡されます。
[フランスはロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクを契約期日(2014年10月)通りに引き渡す]
その後、ロシアの造船所で兵装取付などの最終艤装を行ない完成します。
[ロシア海軍向けミストラル級はサンクトペテルブルクのセーヴェルナヤ・ヴェルフィで兵装取付工事が行なわれる]
ロシア海軍の「ミストラル」級は、ソ連/ロシア航空巡洋艦の紋章(星と金の翼)を受け継ぎます。
[ロシア海軍のミストラル級ヘリコプター空母は伝統的なロシア航空巡洋艦の紋章を受け取る]
ヘリ空母「ウラジオストク」(ロシア海軍の「ミストラル」級)の常用艦載機は、攻撃ヘリコプターKa-52Kになります。
[ロシア海軍のミストラル級の為の艦載ヘリコプターKa-52Kが生産される]
[2014年末までにロシア海軍へ3機の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kが引き渡される]
この他、フランス製揚陸艇も搭載します。
[フランスはロシア海軍向けミストラル級の為の新型揚陸艇4隻を2014年10月までに引き渡す]
以前の報道によると、ロシア海軍向け「ミストラル」級は、フランスの同型艦よりも兵装が強化される事になるようです。
[ロシア海軍士官団はフランスでミストラル級の操作訓練を受ける]
追加される兵装は「空中攻撃を撃退する為の対空防衛手段」「海上からの攻撃に反撃する為の速射砲兵装及び大口径自動砲」との事です。
A-190-01 100mm速射砲

AK-630M 30mm自動砲

高射ミサイル複合体「リドゥート」

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