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モスクワの児童は空母アドミラル・クズネツォフを訪れた

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3月26日、モスクワの小学生が北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」を見学しました。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年3月26日18時03分配信
ロシア連邦軍西方軍管区(北方艦隊)公式発表
【モスクワの児童は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」を訪問した】

今日(3月26日)、モスクワの児童グループは、北方艦隊に到着した。
すぐに彼らは、ロシア海軍旗艦-重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」を訪問した。

同艦は北東大西洋及び地中海への遠距離航海任務を成功裏に完了し、児童たちは、遠距離航海に参加した水兵、下士官、士官と交流し、同艦とその歴史、勤務状況や海軍将兵の生活について知識を得た。

モスクワの児童の北方艦隊航空巡洋艦への訪問は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」幹部、ソ連邦英雄N.G.クズネツォフ記念財団N.G.クズネツォフ提督記念第1465教育管理センター(モスクワ)の3者協定による連携後援の下に行なわれた。

北方艦隊司令官代理アナトーリー・ミナコフ海軍少将によると、この合意は、民間教育分野における若い世代の協調と軍事愛国の為である。

今日、協定の署名から5年を迎えた。
以来、北方艦隊は毎年モスクワからゲストを迎え入れ、彼らは艦や艦隊博物館の見学旅行を実施する。

ムルマンスク地域に滞在する間に児童達は重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」のみならず、ノルウェー境界線近くに駐留する北方艦隊独立海軍歩兵連隊を訪れる。
そこで彼らは様々な種類の小型武器及び軍事機器について学び、召集兵の勤務情況と戦闘勤務を見学する。

数日間に渡るN.G.クズネツォフ記念第1465教育管理センター生徒のムルマンスク地域訪問では充実した文化プログラムが用意される。
生徒達は、北方艦隊訓練所のいずれか一つ、北方艦隊博物館の支所である潜水艦K-21海軍航空博物館郷土博物館、ムルマンスクおよび他の文化機関を訪れる。


重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、ロシア海軍北方艦隊旗艦です。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
【重航空巡洋艦プロジェクト11435「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」】


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2011年12月6日から2012年2月16日まで大西洋・地中海遠征を実施していました。
[空母アドミラル・クズネツォフ地中海遠征2011-2012]

現在は、ムルマンスク郊外の同艦専用停泊地に居ます。
(Google Earth「アドミラル・クズネツォフ」が写っている場所)


「アドミラル・クズネツォフ」は、2012年から5年掛けて近代化改装を行なうという情報が以前から何度も出ています。
[空母アドミラル・クズネツォフ近代化計画]

しかし、仮にセヴェロドヴィンスクで近代化を実施するとしても、同市が面する白海は現在結氷しており、艦艇の航行が出来ません。
白海の結氷が溶けるのは、例年5月末以降ですから、セヴェロドヴィンスクへ行くとしても6月以降になるでしょう。

なお、日本では、この「アドミラル・クズネツォフ」近代化改装について、かなり誇張された情報が流布されていますが、大元の情報では、同艦の近代化は「兵装及び電子機器の更新」となっております。
一部で言われているような「原子力機関への換装」など有り得ません。
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