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ロシア海軍北方艦隊のアクラ級原潜ヴォルクはセヴェロドヴィンスクで近代化改装を行なう

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『イタルタス』より
2014年8月14日14時31分配信
【多目的原子力潜水艦「ヴォルク」は近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】
アルハンゲリスク、8月14日/イタルタス

北方艦隊多目的原子力潜水艦K-461「ヴォルク」は、木曜日にセヴェロドヴィンスク造船所「艦船修理センター・ズヴェズドーチカ」へ到着した。

「プロジェクト971艦は、定期修理と高度な近代化を行ないます」
イタルタスは、工場の広報サービス代表エフゲニー・グラジシェフより伝えられた。

彼によると、近い内に原子力潜水艦は艦体の調査、機器及びシステムの障害検出を始める。
「ドック入りする前に同艦の動力装置から核燃料が撤去されます」
造船所の代理人は説明した。
彼は、近代化された「ヴォルク」の海軍への引き渡しは2017年に予定されている事を指摘した。

「ヴォルク」は、「ズヴェズドーチカ」で近代化される2隻目のプロジェクト971「シチューカ-B」原子力潜水艦(NATO分類「アクラ2」)となる。

同タイプの原子力艦K-328「レオパルド」は、既に造船工場の船台に在り、2015年には海軍へ引き渡されなければならない。

潜水艦プロジェクトは、「マラヒート」(サンクトペテルブルク)により設計された。

K-461は1987年に「セヴマシュプレドプリャーチェ」で起工され、1992年に就役した。


ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【プロジェクト971「シチューカ-B」】
現在、北方艦隊に6隻、太平洋艦隊に6隻が在籍しています。

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【K-461「ヴォルク」、プロジェクト971】

プロジェクト971多目的原子力潜水艦K-461は、1987年11月14日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で起工されました。
当初は「原子力大型潜水艦」に分類されていました。
1991年6月11日に進水し、同年6月24日に「ヴォルク」と命名され、同年12月29日にソ連海軍へ納入されました。
1992年1月27日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。

1992年6月3日、「原子力巡洋潜水艦」へ分類変更されました。

1995年12月から1996年2月まで、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海で行動しました。

2002年春には輸出用の有翼ミサイル「クラブ-S」の発射試験を実施しました。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]

2005年5月から2006年12月に掛けて「セヴマシュ」造船所で定期修理が行なわれました。


ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督によると、2020年までに6隻のプロジェクト971多用途原潜「高度の近代化」を実施し、プロジェクト971Mとなります。
[ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する]

セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は、北方艦隊及び太平洋艦隊プロジェクト971多用途原潜6隻の「高度の近代化」を実施します。
[セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する]

現在、「ズヴェズドーチカ」では、北方艦隊971原潜「レオパルド」プロジェクト971Mへの近代化改装が実施されています。
[アクラ級原潜レオパルドは2015年に近代化改装を終えて復帰する]

続いて、北方艦隊「ヴォルク」プロジェクト971Mへ近代化される為、「ズヴェズドーチカ」へ到着しました。
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今後は、太平洋艦隊「ブラーツク」「サマーラ」プロジェクト971Mへ近代化されます。
[ロシア太平洋艦隊のアクラ級原潜2隻はセヴェロドヴィンスクで近代化される]
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