ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年8月21日16時50分配信
【「セヴマシュ」:原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」の建造はスケジュール通りである】
プロジェクト「ヤーセン-M」原子力潜水艦の最初の生産艦-「ノヴォシビルスク」は総合スケジュール通りに強度船体(耐圧殻)の水圧試験を実施した。
工場「セヴマシュ」は発表した。
「2013年の原子力潜水艦の起工から始まった作業は、高品質であると申し上げる事が出来ます」
第55作業台主任代理セルゲイ・ニコラエフは話した。
「船体は、設計仕様書で計算された能力通りに耐えました。
全ての試験プログラムは段階的に分けられ、数ヶ月単位のスケジュールとなります。
今後、艦は次の作業段階へ移行します」
原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は近代化プロジェクトとして建造されている。
これは、サンクトペテルブルク海洋機械製造局「マラヒート」により設計された多用途原子力潜水艦「ヤーセン」の3隻目となる。
プロジェクトでは、以前には国内の潜水艦建造では使用されていなかった多くの技術的解決策が適用されている。
変更された基礎要素は、ロシアの製造者により供給される電波電子兵装複合体、近代化された機器及び材料である。
ロシア連邦海軍のドクトリンによると、将来的には、このプロジェクトの潜水艦は、多くのシリーズが建造され、ロシアの主要な多用途原子力潜水艦となる。
プロジェクト「ヤーセン」のトップ潜水艦-「セヴェロドヴィンスク」は、2014年6月17日にロシア海軍の一員として受け入れられ、既に戦闘当直へ就いている。
第2の潜水艦-「カザン」は近代化されたプロジェクト「ヤーセン-M」として2009年に起工された。
同艦は2017年に海軍へ引き渡される予定となっている。
「ノヴォシビルスク」は、近代化されたシリーズの最初の生産艦となった。
同艦は2013年7月26日に起工された。


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]
多用途原子力潜水艦「ヤーセン」級3番艦「ノヴォシビルスク」(改「ヤーセン」級としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所で起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
起工後、まず船体の製造作業が進められ、今回、船体の水圧試験が行なわれました。
「ヤーセン」級1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊の第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
「ヤーセン」級2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンは2017年にロシア海軍へ引き渡される]
「ヤーセン」級4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、「海軍の日」当日の2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
「ヤーセン」級は、2020年までに7-8隻が建造される予定となっております。
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