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ロシアの造船所の技術者はインド空母ヴィクラマーディティヤの舵を修理した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年8月20日11時44分配信
【「セヴマシュ」専門技術者は航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の舵を修理した】

「セヴマシュ」社の保証グループの専門技術者は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」のユニークな操作を実施した-舵の頭部へのオイルシールの追加を。

ユニークな操作の要点は、それが乾ドック上では無く、航空母艦が海上に居る状態で実施された事に有る。

『中央海軍ポータル』が作業の進捗に精通している情報提供者より伝えられた所によると、「セヴマシュ」の専門技術者は、正確に計算し、艦首部分を沈降させ、舵の部分を水上へ出した。
これにより、必要な作業の実施が可能となった。

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」をベースにして、「セヴマシュ」社が高度な近代化を行なう事により建造された。
同艦は2013年11月にインド海軍へ引き渡された。

2014年6月、インド国防省は、公開株式会社「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)及び公開株式会社「生産合同セヴマシュ」と、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の就役期間全てに渡るアフターサービス保証の契約を締結すると報じられた。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、退役後にインドへ売却、セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所で大規模な改装が行なわれ、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」に変身した後、2013年11月16日にインド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]

2014年1月7日、駐留基地となるインドカルワル海軍基地へ到着しました。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した]

「ヴィクラマーディティヤ」の就役後のアフターサービス期間については、インドとロシアで何度も交渉が行なわれ(インド側は40年を希望)、結局、同艦の就役期間全般と定められた契約が締結される事になりました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス契約が締結される]

これにより、「セヴマシュ」は、「ヴィクラマーディティヤ」が退役するまで、同艦の為の各種予備パーツを供給する事になります。
[インド空母ヴィクラマーディティヤの為の予備パーツがロシアから届けられる]

そして今回、「セヴマシュ」の技術者は、「ヴィクラマーディティヤ」の舵の修理を実施しました。
場所については触れられていませんが、おそらくはカルワル海軍基地でしょう。

記事を読む限り、「セヴマシュ」の技術者は、海上に居る「ヴィクラマーディティヤ」の艦首部分に注水して艦首を沈降させ、一時的に艦尾を水上に出して舵の修理を行なったようです。
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