ロシア海軍第5世代AIP潜水艦カリーナ級1番艦は2017年に起工される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年8月28日11時41分配信
【(ロシア)海軍総司令官:新たな潜水艦の建造は2017年から始まる】
モスクワ、8月28日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシアは2017年に嫌気性装置を備えた新世代非核動力潜水艦の建造に着手する。
木曜日、ロシア通信社ノーボスチはサンクトペテルブルクのロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将より伝えられた。
非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。
「無論、建造されるのはディーゼルエレクトリック潜水艦になります。
私共は、今日、非核動力潜水艦について御話しております。
2017年からは嫌気性装置を備えた新シリーズの建造が続けられるでしょう。
建造にはアドミラルティ造船所が関わる事になります」
チルコフは話した。
既に報じられているように、現在、嫌気性(非大気依存)装置は中央設計局「ルビーン」において試験が行われている。
2015年には、この装置はプロジェクト677「ラーダ」潜水艦への設置が計画されている。
同プロジェクトの最初の潜水艦「サンクトペテルブルク」は、クラシックな発電装置の下に建造され、現在、試験を続けている。
同プロジェクトの他の2隻の潜水艦は、未だ建造完了段階には無く、これらの艦が最初に嫌気性装置の試験を行なう。
ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。
ロシアの海洋工学中央設計局「ルビーン」は、以前から第5世代非核動力(通常動力)潜水艦の開発作業を進めています。
この第5世代潜水艦はAIP(非大気依存機関)が標準装備されます。
[ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された]
[ロシア第5世代潜水艦には「自動化(ロボット化)兵器複合体」が装備される]
今回、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「新シリーズ(新世代)の非核動力潜水艦」としか言っておりませんが、これは「カリーナ」級を指しています。
「カリーナ」級の為の非大気依存発電装置は、まず初めに、現在建造中の第4世代非核動力潜水艦「ラーダ」級に装備されて試験が行われます。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存(AIP)機関を装備する]
[AIP機関を装備する改ラーダ級潜水艦は2018年までに完成する]
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