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「レゲンダ」を継ぐもの

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年9月2日15時00分配信
【軍事産業企業体の情報提供者:(ロシア)海軍は新たな「宇宙」目標指示複合体を受け取る】
モスクワ、9月2日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍艦艇は、間もなく近代的な目標指示複合体~偵察データを受信する多機能宇宙システム「リアナ」~を装備する。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチは、軍事産業企業体の情報提供者より伝えられた。

公開情報によると、多機能宇宙システム「リアナ」は、4基の最新電波位置特定偵察衛星で構成される。
それは地球の表面から約1000㎞の高度に駐留し、地上、空中、海上スペースに存在する敵の目標をスキャンする。。

「最近、北方艦隊の艦の1隻で、多機能宇宙システム"リアナ"からのデータを受信し、海洋目標に対する近代的な目標指示複合体の最初の試験が成功裏に実施されました。
近い将来、この複合体はロシア連邦海軍の軍備として供給されます」

対談者は話した。

複合体は、長距離ミサイル兵器を有する海軍の艦の為に特別に開発された。
複合体は更に、ミサイル兵器の使用を保障する沿岸指揮複合体の為にも使用される事を情報提供者は指摘した。

多機能宇宙システム「リアナ」は、リアルタイムモードで移動する敵の可能性のある海上目標の検出の為に意図されており、2009年から海軍の為の活動を開始した。

「多機能宇宙システム"リアナ"の正常な動作を確実にする為、以前に作成された目標指示受信艦載複合体の近代化の実施が求められます。
これは既に行なわれています」

情報提供者は話した。

最初の近代的海洋目標指示複合体の試験においては、中央設計局「ルビーン」及び「レーニン主義」工場(国営法人「ロステフ」の一員)の協力者による積極的な技術的支援が行なわれた。
情報提供者によると、この複合体は、ソヴィエト時代に開発された「レゲンダ」システム(ソヴィエト/ロシアのグローバル海洋偵察・目標指示の宇宙システム)を代替する。


多機能宇宙システム「リアナ」は、ソ連邦時代に実用化されたグローバル海洋偵察・目標指示衛星システム「レゲンダ」(МКРЦ "Легенда")の後継となる衛星目標指示システムです。

「レゲンダ」は、2種類の偵察衛星US-P(太陽電池搭載)及びUS-A(宇宙用原子炉搭載)で構成されていました。

US-P
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US-A
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しかし、現在、「レゲンダ」は稼働していません。
最後のUS-A衛星が打ち上げられたのは1988年3月14日、最後のUS-P衛星打ち上げは2006年6月25日に実施されるも失敗、打ち上げに成功した最後のUS-P衛星は2006年4月に稼働停止しています。

「レゲンダ」は、長距離有翼ミサイル「グラニート」の目標指示システムとしても使用されました。
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]


「レゲンダ」の後継となる「リアナ」も、ロシア海軍の長距離ミサイルの為に使用されます。

この場合の長距離ミサイルは、有翼ミサイル「カリブル」の事でしょう。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
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