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ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した

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『イタルタス』より
2014年9月10日10時16分配信
【白海からの「ブラヴァー」ミサイル発射は成功裏に実施された】
モスクワ、9月10日/イタルタス

プロジェクト955(「ボレイ」)戦略原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、白海エリアからカムチャツカクラ射爆場弾道ミサイル「ブラヴァー」の単独発射を実施した。
イタルタスは、ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将より伝えられた。

「この(ブラヴァー)発射は、原子力水中ロケット艦ウラジーミル・モノマーフの兵装システム及び居住保障システムの国家試験プログラムの枠組において、水中位置から実施されました。
ミサイルの飛翔軌道パラメータは通常モードで作動し、戦闘ブロック(弾頭)はカムチャツカのクラ射爆場へ成功裏に到達しました」
コナシェンコフ
は話した。

(ブラヴァー)発射時、潜水艦の艦内には、この潜水艦の国家受領委員会のメンバーが乗っていたと彼は付け加えた。
コナシェンコフによると、艦長と乗組員の行動は「プロフェッショナルかつ有能であると評価できます」

この発射は、「モノマーフ」にとっては最初のものであった。
前日、軍事産業企業体の情報提供者はイタルタス「ウラジーミル・モノマーフ」「ブラヴァー」単独発射を実施する為にセヴェロドヴィンスクを去ったと伝えた。

「モノマーフ」は第3のプロジェクト955潜水艦であり、2006年に起工され、海軍への引き渡しは2014年12月に予定されている。

今年の「ブラヴァー」発射計画は何度も変更されている。
ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフは、「モノマーフ」が8-9月に、「ユーリー・ドルゴルーキー」(潜水艦シリーズのトップ)は11月に「ブラヴァー」を発射すると述べた。

その後、9月末-10月に「アレクサンドル・ネフスキー」(プロジェクトの最初の生産艦)及び「ウラジーミル・モノマーフ」の単独発射が実施される事が予測された。
8月末、海軍総参謀部の情報提供者は、最初の発射は「ユーリー・ドルゴルーキー」から実施されなければならないとイタルタスへ表明した。

「ドルゴルーキー」は2012年に海軍へ受領され、「ネフスキー」が続いた。
「クニャージ・ウラジーミル」と命名された第4の「ボレイ」は、現在建造中である。
2014年7月末、「クニャージ・オレグ」と命名された5隻目が起工された。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水、2013年9月12日から海洋試験を開始しました。
乗組員は配備先となる太平洋艦隊から集められました。
工場航行試験は2014年7月初頭に完了し、その次の国家受領航行試験も7月26日に完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの海洋国家試験は7月26日に完了する]

設計元の「ルビーン」設計局総取締役イーゴリ・ヴィリニト氏によると、国家受領航行試験が終わった後、追加の出航と監査が行なわれるとの事であり、8月11日に再び出航しました。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは再び出航した]

「ウラジーミル・モノマーフ」は8月22日にセヴェロドヴィンスクへ戻りました。
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その後、8月末に静粛性のチェックの為、再び出航しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは水中音響試験を行なった]

9月8日、弾道ミサイル発射試験の為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
『イタルタス』より
2014年9月9日10時02分配信
【情報筋:原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は「ブラヴァー」発射を実行する為に海へ出た】
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そして9月10日、白海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
「ウラジーミル・モノマーフ」は、2014年12月10日にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月10日にロシア海軍へ納入される]

その後、駐留場所となる太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスク(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ回航されます。
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