ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの試験プログラムは完了した

『イタルタス』より
2014年9月11日18時17分配信
【原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」の国家試験プログラムは完了した】
アルハンゲリスク、9月11日/イタルタス特派員ウラジーミル・アヌフリエフ
第4世代原子力潜水艦プロジェクト955(コード名「ボレイ」)の2隻目の生産艦である「ウラジーミル・モノマーフ」は、国家受領試験プログラムを完了した。
木曜日、原子力艦を建造したセヴェロドヴィンスクの防衛造船所「セヴマシュ」の総取締役ミハイル・ブドニチェンコは伝えた。
9月10日、白海エリアからカムチャツカのクラ射爆場へ向けて弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功した同艦は、木曜日にテスト航海から戻った。
[試験について]
「これは、正に原子力潜水艦の国家受領試験の最終段階です。
次に、水中巡洋艦は機器の検査、最終仕上げ、ZIP(交換用部品、工具、消耗品と資材)の積載が行なわれます」
ブドニチェンコは、原子力潜水艦の歓迎式典において話した。
「国防省から承認されたスケジュールに沿って、12月10日に海軍への原子力潜水艦の引き渡しの受領証書への署名が行なわれる予定です」
「発射は成功裏に行なわれ、製品の出荷の準備がスタートします」
次に、この潜水艦を設計した中央設計局「ルビーン」総取締役イーゴリ・ヴィリニトは彼の考えを述べた。
「艦の安定性は精力的に点検されました。
それは、この艦の特性に完全に沿っていなければなりません。
私たちは、この結果に満足しており、それは素晴らしいイベントです」
[潜水艦について]
「セヴマシュ」広報サービスは、「ウラジーミル・モノマーフ」は「ボレイ」シリーズの3番艦である事を想起した。
「このように、全てのプロジェクトが建造されております。
現在、工場では、このシリーズの近代化プロジェクト潜水艦-ボレイ-A型原子力艦が建造されています」
造船所は説明した。
「ウラジーミル・モノマーフ」は、戦略用途ロケット水中巡洋艦にクラス分類される。
原子力艦は「セヴマシュ」において、ロシア潜水艦隊100周年記念日の2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水した。
潜水艦の航行試験は2013年から実施された。
プロジェクト955「ボレイ」ロケット艦のトップ-「ユーリー・ドルゴルーキー」、更には、このプロジェクトの最初の生産艦「アレクサンドル・ネフスキー」が「セヴマシュ」で建造され、それぞれ2013年初頭と2013年末にロシア海軍へ引き渡された。
同社の船台では、改善されたプロジェクト955A潜水艦で2012年に起工された「クニャージ・ウラジーミル」と2014年に起工された「クニャージ・オレグ」が建造されている。
新たな大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」で武装した「ボレイ」は、今後数十年間に渡り、ロシア海洋戦略核戦力の基礎となる。
2020年までに合計で8隻の「ボレイ」の建造が計画されている-3隻は大陸間弾道ミサイル16基で武装するプロジェクト955、5隻は955A。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水、2013年9月12日から海洋試験を開始しました。
乗組員は配備先となる太平洋艦隊から集められました。
工場航行試験は2014年7月初頭に完了し、その次の国家受領航行試験も7月26日に完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの海洋国家試験は7月26日に完了する]
設計元の「ルビーン」設計局総取締役イーゴリ・ヴィリニト氏によると、国家受領航行試験が終わった後、追加の出航と監査が行なわれるとの事であり、8月11日に再び出航しました。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは再び出航した]
「ウラジーミル・モノマーフ」は8月22日にセヴェロドヴィンスクへ戻りました。
その後、8月末に静粛性のチェックの為、再び出航しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは水中音響試験を行なった]
9月8日、弾道ミサイル発射試験の為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
『イタルタス』より
2014年9月9日10時02分配信
【情報筋:原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は「ブラヴァー」発射を実行する為に海へ出た】
9月10日、白海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]
翌9月11日、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射成功後にセヴェロドヴィンスクへ帰港した]
これで「ウラジーミル・モノマーフ」の試験プログラムは全て完了しました。
「ウラジーミル・モノマーフ」は、2014年12月10日にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月10日にロシア海軍へ納入される]
その後、駐留場所となる太平洋艦隊の原潜基地ヴィリュチンスク(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ回航されます。
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