戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは今年10月までブラヴァーを発射しない
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【「ユーリー・ドルゴルーキー」は10月まで「ブラヴァー」発射を実施しない】
モスクワ、3月29日-ロシア通信社ノーボスチ
戦略原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(プロジェクト955「ボレイ」級)からの海洋弾道ミサイル「ブラヴァー」発射は、2012年10月まで予定されていない。
木曜日、統合造船業営団の高位の代理人は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
「ブラヴァー」と原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、今年10月に同時に正式採用される。
「ユーリー・ドルゴルーキーからの追加発射は、今年10月まで計画されていません」
代理人は述べた。
彼によると、同艦は現在、集合体および機器の最終調整作業を行なっている。
「潜水艦は、昨年中に一連のブラヴァー発射試験を実施しましたが、現在、それにより生じた全ての問題点を解決する必要があります。
結局の所、私共は、新たな艦を海軍へ納める為、潜水艦の内部を塗装する必要があります」
統合造船業営団のは述べた。
海洋配置大陸間弾道ミサイルR-30 3M30「ブラヴァー-30」(国際条約呼称RSM-56、NATO分類SS-NX-30)は、潜水艦に配備されるロシアで最新の3段固体ロケットである。
ミサイルは、飛翔高度と進路を変更できる6~10個の極超音速機動個別誘導操縦核ブロック(100~150キロトン)を搭載できる。(核ブロックは)低高度飛行特性を有する。
モスクワ熱工学研究所によって開発されたミサイルは、最大飛翔距離8000キロ、発射重量36.8トン、3段の管理システム、慣性誘導、弾頭重量(ペイロード)1,150kg、発射コンテナの長さは12.1m、弾頭なしで11.5メートルである。
ミサイル「ブラヴァー-30」搭載艦として、近代化された戦略ミサイル潜水艦プロジェクト941UM「アクラ」(NATO名「タイフーン」)「ドミトーリー・ドンスコイ」と、プロジェクト955「ボレイ」原子力潜水艦~「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」および他の同型艦~が計画された。
2020年までに、この型(ボレイ級)の原子力潜水艦を合計8隻建造する計画である。
戦略用途水中ロケット巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(プロジェクト955「ボレイ」)は、海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)が設計した第4世代水中ロケット艦シリーズの1番目である。
1996年11月2日に「セヴマシュプレドプリャーチェ」で起工され、同時に「ユーリー・ドルゴルーキー」と命名された。
全長170メートル、幅13.5メートル、総排水量2万4千トンの巡洋艦の武装は、モスクワ熱技術研究所が開発した16基の「ブラヴァー-30」ミサイルである。
ロシア海軍司令部の計画によると、プロジェクト955戦略潜水艦は、現在、戦闘勤務に在る潜水艦プロジェクト941(「アクラ」、NATO分類「タイフーン」)、プロジェクト667BDR(カリマール、NATO分類デルタIII)プロジェクト667BDRM(デルフィン、NATO分類デルタIV)が艦隊の戦闘編制から除かれる2018年以降、ロシアの海洋戦略核戦力の中核とならなければならない。
(2012年3月29日16時29分配信)
【「ユーリー・ドルゴルーキー」は10月まで「ブラヴァー」発射を実施しない】
モスクワ、3月29日-ロシア通信社ノーボスチ
戦略原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(プロジェクト955「ボレイ」級)からの海洋弾道ミサイル「ブラヴァー」発射は、2012年10月まで予定されていない。
木曜日、統合造船業営団の高位の代理人は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
「ブラヴァー」と原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、今年10月に同時に正式採用される。
「ユーリー・ドルゴルーキーからの追加発射は、今年10月まで計画されていません」
代理人は述べた。
彼によると、同艦は現在、集合体および機器の最終調整作業を行なっている。
「潜水艦は、昨年中に一連のブラヴァー発射試験を実施しましたが、現在、それにより生じた全ての問題点を解決する必要があります。
結局の所、私共は、新たな艦を海軍へ納める為、潜水艦の内部を塗装する必要があります」
統合造船業営団のは述べた。
海洋配置大陸間弾道ミサイルR-30 3M30「ブラヴァー-30」(国際条約呼称RSM-56、NATO分類SS-NX-30)は、潜水艦に配備されるロシアで最新の3段固体ロケットである。
ミサイルは、飛翔高度と進路を変更できる6~10個の極超音速機動個別誘導操縦核ブロック(100~150キロトン)を搭載できる。(核ブロックは)低高度飛行特性を有する。
モスクワ熱工学研究所によって開発されたミサイルは、最大飛翔距離8000キロ、発射重量36.8トン、3段の管理システム、慣性誘導、弾頭重量(ペイロード)1,150kg、発射コンテナの長さは12.1m、弾頭なしで11.5メートルである。
ミサイル「ブラヴァー-30」搭載艦として、近代化された戦略ミサイル潜水艦プロジェクト941UM「アクラ」(NATO名「タイフーン」)「ドミトーリー・ドンスコイ」と、プロジェクト955「ボレイ」原子力潜水艦~「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」および他の同型艦~が計画された。
2020年までに、この型(ボレイ級)の原子力潜水艦を合計8隻建造する計画である。
戦略用途水中ロケット巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(プロジェクト955「ボレイ」)は、海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)が設計した第4世代水中ロケット艦シリーズの1番目である。
1996年11月2日に「セヴマシュプレドプリャーチェ」で起工され、同時に「ユーリー・ドルゴルーキー」と命名された。
全長170メートル、幅13.5メートル、総排水量2万4千トンの巡洋艦の武装は、モスクワ熱技術研究所が開発した16基の「ブラヴァー-30」ミサイルである。
ロシア海軍司令部の計画によると、プロジェクト955戦略潜水艦は、現在、戦闘勤務に在る潜水艦プロジェクト941(「アクラ」、NATO分類「タイフーン」)、プロジェクト667BDR(カリマール、NATO分類デルタIII)プロジェクト667BDRM(デルフィン、NATO分類デルタIV)が艦隊の戦闘編制から除かれる2018年以降、ロシアの海洋戦略核戦力の中核とならなければならない。
(2012年3月29日16時29分配信)
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