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ロシア海軍のボレイ級戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2014年10月にブラヴァー弾道ミサイルを発射する

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『イタルタス』より
2014年9月15日13時47分配信
【情報筋:「ユーリー・ドルゴルーキー」からの「ブラヴァー」発射は、このミサイルを艦内に完全に全量揃えたものとなる】
モスクワ、9月15日/イタルタス

10月に計画されている潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」からの大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」発射は、潜水艦のミサイル複合体~ミサイル自体、全てのシステム(発射筒装置、ミサイル、搭載潜水艦)の点検における最重要ステージとなる。
イタルタスは、ロシア海軍総参謀部の情報提供者より伝えられた。

「これは、艦内に完全な弾薬~16基の大陸間弾道ミサイル"ブラヴァー"~を有する水中ロケット艦プロジェクト955(ボレイ)の水中位置からの初めてのブラヴァー発射となります」
対談者は話した。
「発射後、艦自体の行動が点検されます。
以前、ブラヴァー発射の為に海へ出た全てのボレイは、艦内にミサイルを1基のみ有しており、それが発射されました」


彼は、11月に「ボレイ」の最初の生産艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ブラヴァー」発射を予定している事を確認した。
「9月13日の時点で、11月にアレクサンドル・ネフスキーが、このミサイルを発射する予定となっております。
その目的は、ブラヴァー自体の信頼性、潜水艦のミサイル複合体の動作の安定の点検にあります」

情報提供者は説明した。

10月には、1基のミサイルが白海エリアからカムチャツカクラ射爆場へ向けて潜水艦から発射されると彼は付け加えた。
「11月のブラヴァー発射は今年3回目にして最後のものとなります。
この他、2度のミサイル発射が2015年に予定されています」

情報提供者は締め括った。

ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、9月10日の同タイプの潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」からの「ブラヴァー」試験発射は、国家試験の一環であると伝えた。
秋には2度の「ブラヴァー」発射が2隻のプロジェクト「ボレイ」戦略潜水艦から実施される。
「10月及び11月、海軍は2回のミサイル発射を、弾道ミサイルを装備する2隻のロケット巡洋艦から実行する事になっております」
彼はその後に話した。


2014年9月10日、「ボレイ」級戦略原子力潜水艦3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、白海から弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射し、弾頭は全てカムチャツカ半島クラ射爆場へ着弾しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの試験プログラムは完了した]


当初の計画によると、今年(2014年)には2度の「ブラヴァー」発射が実施される事になっていました。
[ロシア海軍は2014年に2回、2015年に3回の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射を実施する]
[2014年の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射は白海から、2015年にはオホーツク海から実施される]
[2014年の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」試射は戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーにより実施される]


しかし、「ウラジーミル・モノマーフ」による「ブラヴァー」発射成功後、10月と11月にも「ブラヴァー」を発射するという話が出てきました。
[ロシア海軍は2014年10月と11月にも潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射する]

今回の記事によると、10月に「ボレイ」級1番艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(2013年1月10日就役)から、11月には2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」(2013年12月23日就役)から「ブラヴァー」が発射されるとの事です。

そして「ユーリー・ドルゴルーキー」は、「ブラヴァー」を16基搭載した状態で試射を行ないます。
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