ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理されるかもしれない
- カテゴリ:ロケット巡洋艦スラヴァ型

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年9月17日10時56分配信
【ロシア黒海艦隊旗艦は、大方はセヴァストーポリで修復される事になるだろう】
モスクワ、9月17日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「モスクワ」の計画修理は調整され、大方はセヴァストーポリのロシア連邦国防省・第13艦船修理工場で修復される事になるだろう。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは、同社の代理人より伝えられた。
これに先立ち、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフはロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
同艦は2016年にセヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」で修理を開始する計画であるが、「計画は変更されるかもしれません」
「モスクワは、私達の所へ来ます。北方での修理は議論されておりません。
第13工場は複合艦船修理企業となり、我々は、全てのランクの艦を修理できます」
対談者は話した。
彼によると、現在、工場は技術作業文書の仕事に取り掛かっている。
「巡洋艦は定期修理の実施を必要としております。
以前には、小規模の修理作業のみが実施されました。例えば、南洋航海の前に冷凍装置を交換したとか」
第13工場の代理人はこう話し、現在、同艦は地中海での勤務に就いている事を想起した。
彼は、工場が電波電子兵装の修理作業台を導入し、係留岸壁は1600メートルになり、35トンまでの運搬能力を有するガントリークレーンが設置され、工場の入り江の水深は、黒海艦隊の全ての種類の艦の設置を可能とする事を強調した。
「モスクワは、近年の数多くの遠距離航海の後、完全に自身を復元する必要が有ります。
特に、ガスタービン装置は交換の必要が有ります」
対談者は話した。
巡洋艦「モスクワ」は、プロジェクト1164「アトラント」のトップ艦である。
1982年にニコラエフの61コムーナ記念工場において、「スラヴァ」の名で起工された。
プロジェクト1123対潜巡洋艦「モスクワ」が退役した後、その名前を受け継ぎ、黒海艦隊旗艦となった。
黒海艦隊に在る2隻の1等艦の1隻である(もう1隻は大型対潜艦「ケルチ」)。
艦の排水量は11490トン、全長186メートル、速力32ノット、自立行動期間30日、乗組員500名。
16基の有翼ミサイル発射装置「ヴルカーン」、AK-130砲、533mm魚雷、ヘリコプターKa-27で武装している。
ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年末までにセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」へ回航され、同地で修理と近代化改装を行なう予定となっておりました。
[スラヴァ級ロケット巡洋艦はセヴェロドヴィンスクで近代化される]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2015年末から近代化改装を開始する]
[親衛ロケット巡洋艦モスクワは近代化により艦対空ミサイルを新型に更新する]
それが、「地元」セヴァストーポリの第13艦船修理工場で修理される可能性が出てきました。

第13艦船修理工場は、黒海艦隊の艦船の修理やメンテナンスを行なっており、当然ながら黒海艦隊旗艦である「モスクワ」の修理や整備を何度も行っています。
[ロケット巡洋艦「モスクワ」、ドック入り]
[スラヴァ級ミサイル巡洋艦1番艦「モスクワ」近影(2009年12月1日)]
[黒海艦隊の巡洋艦モスクワは修理を終えた]
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはドック入りした]
それで「巡洋艦モスクワの事は、我々が一番よく知っている。修理や近代化を行なうなら、ズヴェズドーチカじゃなくて我々にやらせろ」と国防省へねじ込んだのかもしれません。
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