ロシアはミストラル級が無くても支障は無いとロゴージンは言った
- カテゴリ:フランスのミストラル級引き渡し保留問題

『イタルタス』より
2014年9月22日0時31分配信
【ロゴージン:ロシアは「ミストラル」が無くともやって行ける】
モスクワ、9月22日/イタルタス
ロシアは、ヘリコプター空母「ミストラル」が無くともやって行ける。
副首相ドミトリー・ロゴージンは放送番組「ウラジーミル・ソロヴィヨフと日曜日の夜」において、こう言った。
「軍艦ミストラル自体に関して言えば、これは大型揚陸ドック艦です。
僕の個人的意見を申し上げますと、僕達は、この契約無しでもやっていくことは出来ます。
何故ならば、僕達は、今、この種の大型艦を組み立てる能力を有しておりますからね」
副首相は話した。
彼は、以前のロシアには、このような能力が無かった事を指摘した。
何故なら、この種の大型艦は、ウクライナのニコラエフ造船所で組み立てられていたので。
「昨年11月16日、僕達は、インドの同僚へ軽航空母艦ヴィクラマーディティヤを引き渡しました。
これは、元々はロケット巡洋艦アドミラル・ゴルシコフでした。
それにより、この契約を履行し、多額の収益を上げ、僕達は、今、ロシア自身が、国家指導者の指示が有れば、ロシアはこの種の艦を組み立てる事が可能である事を証明しました」
ロゴージンは付け加えた。
彼は、航空母艦は超近代的な巡洋艦であり、造船の頂点であると付け加えた。
「それに比べ、揚陸艦は、遥かに容易に設計できます。
むろん、僕達には可能です」
ロゴージンは話した。
副首相は、「ミストラル」の問題点として、この艦は地中海性気候に適応したものである事を強調した。
「それ(ミストラル)は、僕達の気候条件には非常に適しておりません。
少なくとも、それは、僕達の北方海域での航行は不可能ですから」
彼は指摘した。
この時、ロゴージンは、契約が終了するかもしれず、艦は他者へ引き渡されるかもしれないというフランス側の声明は違法であるに重点を置いて強調した。
「それは、フランスとアメリカの為にあるゲーム"艦を引き渡すのか、引き渡さないのか"である事を念頭に置くべきでしょう。
それは非常に礼儀を欠いたものです」
政府副議長は話した。
「何故なら、この艦の3分の1は、僕達により組み立てられたからです。
ミストラルの後部はサンクトペテルブルクのバルト工場で組み立てられました。
故に、もしも彼らが、艦を自身の所へ留まらせたいのであれば、僕達は、後部を剥ぎ取らなければなりません。
それを戻した後、他の艦の為の後部として使用する事になりましょう。
同様の理由で、これらの艦を第三者へ引き渡す事など出来ません。
第二に、代金は支払われており、それは罰金として返してもらう必要が有ります。
第三に、フランスは、決して安くは無い更なるリスクを負う事になります。
軍事技術協力の枠組における信頼できる供給者としての評判に関して。
神の名において、彼等がその評判を危険に晒している場合、資金のみが去るのではなく、艦尾部分も去り、そして、評判も(去るでしょう)。
Auf Wiedersehen(ではまた)」
ロゴージンは締め括った。
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[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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