ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦略演習ヴォストーク-2014で有翼ミサイルを発射した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年9月24日01時33分配信
【太平洋艦隊の艦と潜水艦は東方軍管区の演習で仮想敵を攻撃した】
モスクワ、9月24日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア太平洋艦隊の艦船及び潜水艦打撃グループは、極東演習の枠組において仮想敵の海上及び空中目標への射撃を行なった。
ロシア連邦国防省広報サービス部は発表した。
演習には親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」も関わっており、有翼ミサイルで仮想敵を撃破した。
「対潜艦及びロケット艦から成る打撃艦グループは、海上及び空中目標への艦上有翼ミサイル複合体及び高射ミサイル複合体の発射を実行しました」
声明では、こう述べられた。
原子力潜水艦は艦船の撃破に取り組み、有翼ミサイル発射を実施し、同じ頃に沿岸部隊は海洋航空隊の支援を得て、敵を高射ミサイル複合体S-300で攻撃した。
大規模戦略指揮幕僚演習「ヴォストーク-2014」は東方軍管区(極東及びシベリア東部)のテリトリーで9月19日から25日まで実施される。
この為、先週には戦闘準備状態の抜き打ち査察及び民間機関の動員の点検が実施された。
「ヴォストーク-2014」は、演習と査察の完全なセットである。
先だって国防省のトップであるセルゲイ・ショイグが述べたように、演習には15万5000名以上の軍人、約4000両の戦闘装甲車を含む約8000の兵器ユニット及び軍用車輌、632機の航空機とヘリコプター、84隻の艦船が参加する。
ロシア連邦軍東方軍管区の戦略演習「ヴォストーク-2014」は、2014年9月19日から25日に掛けてロシア極東部で実施されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【指揮幕僚演習「ヴォストーク-2014」】
当然ながらロシア太平洋艦隊も参加し、オホーツク海及び日本海で各種の演習を実施しました。
ロシア太平洋艦隊の主力水上艦部隊は2014年8月下旬の時点でオホーツク海方面に移動しており、「ヴォストーク-2014」の直前に実施された東方軍管区の抜き打ち演習に参加しました。
[ロシア太平洋艦隊主力部隊はオホーツク海で「抜き打ち演習」に参加した]
そして演習の最終段階において、有翼ミサイルの発射を実施しました。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」からは長距離打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」が発射されました。

この他、原子力潜水艦からも有翼ミサイルが発射されました。
この記事では原潜の名前には触れられていませんが、少なくとも太平洋艦隊所属の戦略原潜「ポドリスク」、「聖大致命者凱旋者ゲオルギィ」、ロケット原潜「オムスク」、「トヴェリ」が「ヴォストーク-2014」に参加しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2014年9月23日01時00分配信
【太平洋艦隊潜水艦部隊は演習「ヴォストーク-2104」の枠組において戦闘訓練任務を遂行する為に海へ出た】
有翼ミサイル(グラニート)を発射したのは「オムスク」と「トヴェリ」という事になります。

[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
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