ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった
- カテゴリ:重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年9月30日14時00分配信
【北方艦隊甲板航空隊の飛行士は重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」からのフライトを開始した】
本日(9月30日)、北方艦隊海洋航空隊の独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、沿岸飛行場から重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の甲板への練習訓練飛行を始めた。
甲板飛行士の海洋訓練プログラムにより、航空巡洋艦の甲板を通過する艦上戦闘機Su-33及びSu-25の次の要素の実行が提供される。
飛行中の航空機の甲板への機体接触(タッチアンドゴー)、重航空巡洋艦への直接の着艦と、それに続く離艦。
甲板航空隊の戦闘機飛行士の海洋フェーズにおいては、バレンツ海の北方艦隊戦闘訓練射爆場で数週間に渡り訓練を継続する事が計画されている。
重航空巡洋艦の乗組員との協同活動の実施という現段階に先立ち、甲板航空隊の飛行士は9月初頭にクリミア半島領域に位置する艦上航空隊地上トレーナー「ニートカ」でのサイクル訓練を仕上げた。
北方艦隊甲板航空隊の戦闘機飛行士はトップクラスのパイロットである。
彼等は、世界で唯一、北極圏緯度において航空巡洋艦の甲板への着艦を実行している。
最新世代の航空技術への習熟において示された勇気と勇敢さにより、北方艦隊の甲板航空隊の6目の飛行士はロシア英雄勲章を授与された。
2014年5月、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は次の遠距離航海を完了した。
航海中に航空連隊飛行士は、戦闘機Su-33で約300時間に渡り空中で350回以上のフライトを行なった。
地中海エリアで常時活動するロシア海軍作戦連合部隊の対空防衛の為の戦闘当直任務の遂行を含めて。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
記事中で触れられていますが、「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月就役)は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]
7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。
その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]
そして9月30日、セヴェロモルスク-3に駐留する艦上航空隊の訓練が始まりました。
「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、9月初頭までクリミア半島で訓練を行なっており、その後、バレンツ海で訓練を行なっておりました。

[ロシア海軍艦上航空隊はクリミアのニートカへ戻ってきた]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はバレンツ海上空で空中戦闘訓練を始めた]
「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代後半に近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]
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