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ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年10月3日14時50分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁台へ入った】

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、セーヴェルナヤ・ヴェルフィの消磁台へ入った。
同艦は2014年にロシア海軍へ引き渡される予定となっている。


セーヴェルナヤ・ヴェルフィ広報サービスは、中央海軍ポータル特派員に対し、そのような作業は本当に進行している事を認め、近い内に「アドミラル・ゴルシコフ」工場航行試験を開始しなければならないと付け加えた。
同艦は今年に納入される予定である。

航行試験の開始は2013年に予定されていたが、設計局「アルセナル」からの130mm砲装置の供給の問題ゆえに延期された。
2014年9月にようやく同艦はこの兵装を受け取り、同時にフリゲートは消磁過程の準備を始めた。

プロジェクト22350フリゲートのトップ艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」は、近海及び遠海、そして大洋ゾーンにおける戦闘行動の為に設計されている。
フリゲートの排水量は約4500トン、最大長-約130メートル、最大幅-約16メートル、航続距離-約4000海里、耐航性に制限は無い。
艦上には、常時ヘリコプターが駐留する。

プロジェクトは、北方計画設計局で開発された。
同艦は、海軍の卓越した指導者及び理論家でもあり、その指導下においてソヴィエト大洋核ミサイル艦隊を創り上げたソヴィエト連邦海軍元帥セルゲイ・ゲオルギエヴィチ・ゴルシコフに因んで命名された。
彼の指揮下にあったソヴィエト連邦海軍の1000隻以上の戦闘艦艇は、国家の外交政策における重要な道具となった


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


現在、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の岸壁で最終段階の工事が進められています。

既に「アドミラル・ゴルシコフ」には正規乗組員186名全てが乗艦し、艦内に居住しています。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
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これ(消磁作業)は、そう遠くない時期に「アドミラル・ゴルシコフ」が出航する事を意味しています。
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