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ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアでの修理を終える

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年10月9日10時01分配信
【大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」はヴァルナでの修理を完了する】

黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」はヴァルナでの修理を完了する。
近日中に、セヴァストーポリから揚陸艦旅団司令官アレクセイ・コマロフ1等海佐が試験航海の統制の為、ブルガリアの都市へ向かう。


ローマン・コトリャロフ2等海佐の指揮下に在る黒海艦隊大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」は、1年以上掛けて修理する為、2013年7月6日にヴァルナ港へ到着した。

同年にロシア連邦海軍の艦船の外国での修理を禁止する決定が採択された。
しかし、「ツェーザリ・クニコフ」は例外とされた。
何故なら、修理計画は約2年前から策定されており、同艦は2013年3月に修理のためにブルガリアへ向かう事になっていた為である。
おそらくは、この修理はブルガリアの旧ソヴィエト社会主義共和国連邦に対する国家債務の勘定で行なわれるという事実が、決定的な役割を果たしたのであろう。

長年に渡り、黒海艦隊の艦船がヴァルナの2ヶ所の艦船修理工場で修理されてきた。
先ず第一に「フロートスキー・アルセナル」、更には「オデッソス」工場で。
一時期、ヴァルナには、ワシーリー・ラタ1等海佐の指揮下の黒海艦隊修理中艦船大隊が置かれていた。

修理場所までの大型揚陸艦の曳航任務は、海洋曳船MB-173の乗組員により成功裏に遂行された。
黒海上での曳航は、特に困難さを示してはいない。
しかし、多くの船舶が滞在し、工場の係留岸壁までの通路が狭いヴァルナの泊地に関しては、簡単な任務では無い。
セルゲイ・プラクチェンコの指揮下のMB-173の乗組員は、それに対処した。
それから間もなくMB-173セヴァストーポリへ戻り、「ツェーザリ・クニコフ」の修理は2014年秋まで続いた。

プロジェクト(775)艦はポーランドで建造されたが故に、一部の機器やZIP(交換用部品、工具、消耗品と資材)は同国から届けられた。
修理作業がどれだけのクオリティで実行されているのか、そして、作業実行量が十分であるかどうかが確認される。
この為、機器及びユニットの試運転とエンジンの試験が必要である。
それは、セヴァストーポリ大型揚陸艦を待つ間に明らかにされるだろう。


大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」のブルガリアでの修理は2012年から予定されており、当初は2013年3月にブルガリアへ行く事になっていました。
[大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアで修理を行なう]

しかし、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが外国の造船所でのロシア海軍艦船の修理を原則として認めない事を決定した為、ブルガリアへの回航は凍結されましたが、その後、例外として認められ、ヴァルナへ回航されました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは修理の為ブルガリアに到着した]
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