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ロシア海軍の新型コルベット・プロジェクト20386の1番艦は2015年に起工される

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『タス通信』より
2014年10月15日11時01分配信
【モジュール式兵装と艦上無人飛行装置を有する新世代コルベットは2015年に起工される】
モスクワ、10月15日/タス通信

モジュール方式を採用した兵装を実現し、無人機を搭載できる新世代コルベット・プロジェクト20386の起工は来年(2015年)に予定されている。
タス通信のインタビューに対し、同プロジェクトを開発する中央海洋設計局「アルマーズ」総取締役代理イーゴリ・ザハロフは、こう述べた。

今後の改善されたコルベット、プロジェクト20386の建造と、プロジェクト20380及び20385の発展については、以前に一連のメディアが設計局「アルマーズ」及び「統合造船業営団」の談話を引用して報じている。

「現在は技術的設計が実施されており、従いまして、新たなコルベットの特徴につきましては、未だお話しできません。
これは多目的艦となり、根本的に新しいプロジェクトになります。
起工は2015年に予定されています」
ザハロフ
は話した。

彼によると、この艦は大方はサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工されることになろうが、その選択は発注者に依る。

ザハロフは、将来コルベットは常備の基本兵装と取り外し可能な戦闘モジュールを有する事を指摘した。
それは、艦が解決する任務範囲の拡大を可能とする。

設計者は更に、コルベットへの無人機の登場に関心を有しており「しかしながら、この問題は、我々が望むように速やかには全て前進しないでしょう」
「アルマーズ」総取締役代理は認識している。
彼は、この問題は、ロシア全般空域での無人機の導入と航空安全保障規制上の問題に関連していると説明した。

将来コルベットの為の装備の選択肢の可能性として、ヘリコプター型無人機「ゴリゾント」(ホライズン)が在る。
「これは、ロシアで唯一の艦への着艦を実行した無人機です」
ザハロフ
は説明した。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

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ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、現在までに8隻が起工され(20380が6隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」建造艦]
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「ステレグーシチー」Стерегущий(20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月15日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水予定/2014年7月18日納入/7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2015年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2016年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
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「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2014年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2015年就役予定
太平洋艦隊に配備予定



「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」における20380シリーズの建造は4隻で完了し、現在は改良型の20385が建造されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

今後、プロジェクト20385に続いて建造されるプロジェクト20386コルベットは、以前には20385のマイナーチェンジヴァージョンであると言われていました。
[プロジェクト20386コルベットは20385のマイナーチェンジとなる]

しかし、今回の設計元の「アルマーズ」総取締役代理イーゴリ・ザハロフ氏の発言によると、20386はモジュール方式兵装が導入され、更には無人機(無人ヘリコプター)が搭載されるとの事であり、20385とはかなり違う艦となるようです。

プロジェクト20386「常備の基本兵装」「取り外し可能な戦闘モジュール」を装備するとの事ですから、おそらくは100mm砲30mmガトリング砲「常備の基本兵装」各種ミサイル発射機(対空/対艦)「取り外し可能な戦闘モジュール」になるのでしょう。

プロジェクト20386への搭載が考慮されている無人機は、無人ヘリコプター「ゴリゾント」(ホライズン)S-100です。
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プロジェクト20386コルベットの1番艦は2015年に起工されるとの事ですから、20385の建造は「グレミャーシチー」「プロヴォールヌイ」の2隻で終わる可能性が高いでしょう。
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