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ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクは近い内に引き渡されるかもしれない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月27日13時02分配信
【STX:フランスはロシア連邦へ「ミストラル」を数日あるいは数週間以内に引き渡す】
パリ、10月27日-ロシア通信社ノーボスチ

フランスはロシアへの1隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母の引き渡しを数日あるいは数週間以内に実施する。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチフランスサンナゼールに在る造船会社STX造船所の高位の代理人より伝えられた。

「最初のミストラル型ヘリコプター空母の引き渡しは、数日あるいは1週間以内になるでしょう」
対談者は話した。

9月、フランスは、ウクライナ危機に関連して「ミストラル」型ヘリコプター空母の引き渡しを差し止めると再びロシアを威嚇した。
フランス側の声明によれば、それ(ウクライナ危機)にはモスクワが直接に関与している。

その後、エリゼ宮の代理人は、艦の引き渡しは法的には停止されていない事をロシア通信社ノーボスチに説明した。
これはフランソワ・オランド大統領が政治的立場から言ったものであり、彼によると、ウクライナ情勢が改善されない場合には、11月中の艦の引き渡しは承認できない。

ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を建造する為の12億ユーロの契約は2011年6月に署名された。
1番艦「ウラジオストク」は2014年に、2番艦「セヴァストーポリ」は2015年にロシア海軍へ軍備採用されなければならない。

艦を建造するのはフランスサンナゼールSTX造船所である。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

2014年9月3日、フランス大統領フランソワ・オランドは、最近のウクライナ情勢の悪化に伴い、ロシアへの「ミストラル」級ヘリ空母(1番艦「ウラジオストク」)の引き渡しを凍結すると発表しました。
[ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクのロシアへの引き渡しは2014年11月まで保留される]

しかし、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏によると、フランス側から「ミストラル」級に関する契約破棄の通告は有りません。
[フランスはミストラル級ヘリ空母に関するロシアとの契約を破棄していない]

フランス側も、これは「ミストラル」級に関する契約の破棄を意味するものではないと再三に渡り表明しています。
(契約を破棄してしまえばロシアへ違約金を支払う必要が生じる為)

フランス側は、ウクライナ情勢が改善されればロシア「ミストラル」級を引き渡すと繰り返し表明しています。
[ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクのロシアへの引き渡しに関する決定は2014年10月末に下される]
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母の引き渡しはウクライナ情勢の改善により実行される]
[ウクライナに平和が戻った時にフランスはロシア海軍向けミストラル級に関する決断を下す]

ロシア連邦産業貿易相デニス・マントゥロフ氏によると、フランス側から「ミストラル」級の引き渡しを拒絶するという公式な通知は受けていません。
[ロシアはフランスからミストラル級ヘリ空母引き渡し拒絶の通知は受けていない]

10月末、ロシア連邦大統領府長官セルゲイ・イワノフ氏は、もしもフランス側が契約を履行しなかった場合、つまり、ヘリ空母「ウラジオストク」の引き渡しを拒否した場合には違約金を請求すると公式に表明しました。
[もしもフランスがミストラル級ヘリ空母をロシアへ引き渡さなかった場合、ロシアは違約金を請求する]

ロシア向け「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」の引き渡し時期は、10月中にはならないとも報じられました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母1番艦ウラジオストクの納入時期は延期される]

フランス側は、「ウラジオストク」の引き渡しに関する決定を11月前半に下すという話も有ります。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母1番艦ウラジオストクの引き渡しに関する決定は2014年11月前半に下される]

しかし今回、ロシア向け「ミストラル」級を建造したサンナゼール市STXフランス造船所の「高位の代理人」(同社の幹部クラス?)は、1番艦「ウラジオストク」が、早ければ今後数日以内(つまり10月中)あるいは数週間以内(11月前半)にロシアへ引き渡されると述べました。
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