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ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクは暫定的に2014年11月14日の引き渡しが予定されている

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月27日15時33分配信
【組合:ロシアへの1隻目の「ミストラル」引き渡しは11月14日に定められている】
サンナゼール(フランス)、10月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアへの1隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母の引き渡しは、暫定的に11月14日にフランスサンナゼールで行なわれると定められている。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、艦を建造している同名の造船所の労働組合の代理人より伝えられた。

「暫定的ですが、ウラジオストクと命名された1隻目のヘリコプター空母の引き渡し式典は、今年11月14日と定められています」
対談者は話した。

同時に、彼は、この日付は非公式のものであるが、組合の労働者が式典の準備をしている間、この日時が割り当てられている事を強調した。

2隻のヘリコプター空母「ミストラル」の供給契約は、フランスの企業DCNS「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)との間で2011年に締結された。
契約価格は12億ユーロになる。

契約の実行に対し、アメリカ合衆国は激しく反対しており、その圧力の下でフランスは繰り返しヘリコプター空母の引き渡しを停止すると威嚇している。

しかしながら専門家によると、契約が破棄された場合、ロシア連邦にとっての重大なマイナスの影響は予想できない。
フランスは莫大な違約金を支払わなければならなくなり、ロシアは自力で「ミストラル」のような艦を独自に建造できるが故に。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

2014年9月3日、フランス大統領フランソワ・オランドは、最近のウクライナ情勢の悪化に伴い、ロシアへの「ミストラル」級ヘリ空母(1番艦「ウラジオストク」)の引き渡しを凍結すると発表しました。
[ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクのロシアへの引き渡しは2014年11月まで保留される]

しかし、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏によると、フランス側から「ミストラル」級に関する契約破棄の通告は有りません。
[フランスはミストラル級ヘリ空母に関するロシアとの契約を破棄していない]

フランス側も、これは「ミストラル」級に関する契約の破棄を意味するものではないと再三に渡り表明しています。
(契約を破棄してしまえばロシアへ違約金を支払う必要が生じる為)

フランス側は、ウクライナ情勢が改善されればロシア「ミストラル」級を引き渡すと繰り返し表明しています。
[ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクのロシアへの引き渡しに関する決定は2014年10月末に下される]
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母の引き渡しはウクライナ情勢の改善により実行される]
[ウクライナに平和が戻った時にフランスはロシア海軍向けミストラル級に関する決断を下す]

ロシア連邦産業貿易相デニス・マントゥロフ氏によると、フランス側から「ミストラル」級の引き渡しを拒絶するという公式な通知は受けていません。
[ロシアはフランスからミストラル級ヘリ空母引き渡し拒絶の通知は受けていない]

10月末、ロシア連邦大統領府長官セルゲイ・イワノフ氏は、もしもフランス側が契約を履行しなかった場合、つまり、ヘリ空母「ウラジオストク」の引き渡しを拒否した場合には違約金を請求すると公式に表明しました。
[もしもフランスがミストラル級ヘリ空母をロシアへ引き渡さなかった場合、ロシアは違約金を請求する]

ロシア向け「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」の引き渡し時期は、10月中にはならないとも報じられました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母1番艦ウラジオストクの納入時期は延期される]

フランス側は、「ウラジオストク」の引き渡しに関する決定を11月前半に下すという話も有ります。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母1番艦ウラジオストクの引き渡しに関する決定は2014年11月前半に下される]

10月27日、ロシア向け「ミストラル」級を建造したサンナゼール市STXフランス造船所の「高位の代理人」(同社の幹部クラス?)は、1番艦「ウラジオストク」が、早ければ今後数日以内(つまり10月中)あるいは数週間以内(11月前半)にロシアへ引き渡されると述べました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクは近い内に引き渡されるかもしれない]
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そして同日、サンナゼール造船所の労働組合の代理人は、暫定的ではあるが、「ウラジオストク」の引き渡しは11月14日に定められていると述べました。
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