ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母の為の艦上攻撃ヘリKa-52Kの国家試験は2015年に完了する
- カテゴリ:ロシアの艦載ヘリコプター

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月27日14時46分配信
【ロシアの「ミストラル」は2015年にヘリコプターを受け取る】
パリ、10月27日-ロシア通信社ノーボスチ
「ミストラル」の為の打撃ヘリコプターKa-52Kの国家受領試験は2015年に完了する。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、連邦サービス軍事技術協力庁長官代理アナトーリー・プニチュクより伝えられた。
連邦サービス軍事技術協力庁のプランによると、「ミストラル」は、今年にロシア海軍の編制へ加入する。
その後、ロシア製兵器を装備する為に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」工場(サンクトペテルブルク)へ送られる。
推定される作業遂行期間は、2015年半ばまでになるだろう。
「開発対応プログラムは現在実行されています。
それによると、国家受領試験(Ka-52Kの)は2015年には完了しなければなりません」
プニチュクはパリの展示会「Euronaval-2014」において話した。
彼によると、現在は、指定されたヘリコプターの4機の試験用見本の製造作業が行なわれている。
「この打撃ヘリコプターは、ロシアのミストラルに配備されます」
ロシア代表団のトップは説明した。
2隻のヘリコプター空母「ミストラル」の供給契約は、フランスの企業DCNSと「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)との間で2011年に締結された。
契約価格は12億ユーロになる。
契約の実行に対し、アメリカ合衆国は激しく反対しており、その圧力の下でフランスは繰り返しヘリコプター空母の引き渡しを停止すると威嚇している。
しかしながら専門家によると、契約が破棄された場合、ロシア連邦にとっての重大なマイナスの影響は予想できない。
フランスは莫大な違約金を支払わなければならなくなり、ロシアは自力で「ミストラル」のような艦を独自に建造できるが故に。
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
艦載ヘリコプターKa-52K(空軍のKa-52の艦載機型)は、ロシア海軍のヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」級への搭載の為に開発され、沿海地方の航空機製造工場「プログレス」で生産されます。
[ロシア海軍のミストラル級の為の艦載ヘリコプターKa-52Kが生産される]
[ロシア海軍のミストラル級の為の艦載ヘリコプターKa-52Kは折り畳みブレードを有し、防錆処理が施される]
[2014年末までにロシア海軍へ3機の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kが引き渡される]
今回、連邦軍事技術協力庁長官代理アナトーリー・プニチュク氏は、Ka-52Kの国家受領試験は2015年に完了すると公言しました。

現在の所、ロシア向け「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」の具体的な引き渡し時期は不明です。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクは近い内に引き渡されるかもしれない]
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクは暫定的に2014年11月14日の引き渡しが予定されている]
引き渡された後、サンクトペテルブルクの造船所(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)でロシア製兵装などを設置する最終艤装が行なわれ、それが終わった後、沿海地方へ回航されます。
太平洋艦隊配備後、常用艦載機であるKa-52Kを受け取る事になるでしょう。
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