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ラーダ級潜水艦クロンシュタットは2015年末に進水する

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『タス通信』より
2014年10月28日19時36分配信
【ロシア海軍の為の2隻目のプロジェクト677潜水艦は2015年末に進水する】
ル・ブルジェ、10月28日/タス通信

ロシア海軍の為の2隻目のプロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦「クロンシュタット」は2015年末に進水する。
タス通信は、「Euronaval-2014」会場で「アドミラルティ造船所」総取締役アレクサンドル・ブザコフより伝えられた。
以前、ディーゼルエレクトリック潜水艦「クロンシュタット」に関する作業は2017年には完了しなければならないと報じられた。

「クロンシュタットの進水までには、未だ1年間はあります」
ブザコフ
は通知した。
「全ては、工場の作業実施時期よりも、機器の納入時期により決まります。
機器が納入される時、私共は、進水の正確な時期について申し上げる事が出来るようになるでしょう」

彼は付け加えた。

総取締役は、現在、「クロンシュタット」の船体の作業は4分の1が完了していると通知した。

[第3の潜水艦の建造]
未だ契約には署名されていないが、「アドミラルティ造船所」は、ロシア海軍の為の3隻目のプロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦の建造を始めている。
潜水艦「セヴァストーポリ」と命名されたとブザコフは述べた。

「最終的な契約は署名されていませんが、価格や他の契約の数値については合意されています。
現在、幾つかの手続きについては、履行が完了しております。
従いまして、潜水艦の作業の一部は既に実行されています」

ブザコフはこう述べ、潜水艦の建造中、既に船体作業は何パーセントかが実行されてる事を指摘した

総取締役は、プロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦の最初の3隻には、非大気依存発電装置の装備は想定されていない事を指摘した。
「3隻の潜水艦から成るこのシリーズには、非大気依存発電装置は装備されません。
トップ潜水艦サンクトペテルブルクは試験運行に在り、他の2隻の潜水艦は、全ての品質と他の数値に関する事項を検討し、必要なプロジェクトの水準まで持ってきます」
ブザコフ
は伝えた。

非大気依存発電装置は、水上へ出る事無く、非核動力潜水艦を長時間水中で行動させるる事を可能とする。

プロジェクト677ディーゼルエレクトリック潜水艦(コード名「ラーダ」)は水上艦と戦う為に開発され、対潜防衛、海軍基地、敵の沿岸の施設及び海洋交通路の破壊、更には、偵察及び哨戒任務を解決する為に意図されている。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

これまでにプロジェクト677「ラーダ」級潜水艦は3隻が起工され、1隻が就役しています。

[プロジェクト667「ラーダ」級]
B-585「サンクトペテルブルク」:1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役
B-586「クロンシュタット」:2005年7月28日起工/2015年末進水予定/2017年就役予定
B-587「セヴァストーポリ」:2006年11月10日起工


2番艦以降の建造工事は凍結されていましたが、2013年2月に建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」建造再開の為の契約は2013年7月に締結されました。
[ラーダ級潜水艦2番艦クロンシュタットの建造再開の為の契約が締結された]
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2017年にロシア海軍へ引き渡される予定です。

今回の記事によると、その「クロンシュタット」は2015年末頃に進水する予定との事です。
ただし、正確な時期は未だ決まっていませんが・・・
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