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ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは深海試験の為に北方艦隊の基地へ到着した

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『タス通信』より
2014年11月6日14時20分配信
【潜水艦「ノヴォロシースク」は深海試験の為に北方艦隊へ到着した】
ムルマンスク、11月6日/タス通信特派員ソフィア・アヌフリエワ

新たなディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3「ノヴォロシースク」は、サンクトペテルブルク造船工場から2週間掛けて艦隊間移動を完了し、深海試験を実施する為に北方艦隊へ到着した。
タス通信特派員は、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガより伝えられた。

彼によると、北方艦隊の乗組員は「ノヴォロシースク」の次の段階となるバレンツ海エリアの深海での国家受領試験を実施し、試験任務を経て、これに続く同艦の常時駐留地への艦隊間移動の準備を行なう。

「ディーゼルエレクトリック潜水艦ノヴォロシースクは、乗組員の準備を完全に整える為、北方艦隊へ到着しました。
現時点において、このクラスの潜水艦の運用に関して豊富な経験は、以前の"ワルシャワンカ"プロジェクト艦を上手にマスターしている北方艦隊の潜水艦乗員のみが有しております」
セルガ
は指摘した。

「ノヴォロシースク」の水中速力は21ノット、潜航深度300メートル以上、自立航行期間45日。
ディーゼルエレクトリック潜水艦には6門の533mm魚雷発射管が装備される。

プロジェクト636潜水艦シリーズの特徴は、小サイズ及び低水準の騒音と強力な魚雷及び魚雷ロケット兵器の組み合わせに有る。
このシリーズの潜水艦は、潜水艦水上艦の双方に対抗する事が出来、海軍基地、海岸、海洋交通路の保護の為に意図されている。


[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は2010年8月20日に起工され、2013年11月28日に進水しました。
[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦ノヴォロシースクは進水した]

2014年5月末に工場航海試験が開始されました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクの航海試験が始まった]

6月22日、最初の航海試験は完了しました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは最初の航海試験を終えた]

7月下旬から再び航海試験が実施されました。

8月21日、サンクトペテルブルクにおいて受領-引渡証書への署名が行なわれました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ納入された]

2014年8月22日、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、名実ともにロシア海軍へ就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ就役した]

2014年9月17日、ロシア黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア黒海艦隊へ編入された]

「ノヴォロシースク」は、バレンツ海方面での深海試験が予定されていました。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは北方海域で深海試験を行なう]

そして11月6日、その深海試験を行なう為、北方艦隊の基地(おそらくポリャールヌイ)へ到着しました。
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「ノヴォロシースク」の乗員は黒海艦隊から集められていますが、今回の記事によると、同艦のバレンツ海での深海試験は、北方艦隊の潜水艦乗員により実施されるようです。
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