ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは修理後初の海洋試験を行なう

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月14日11時24分配信
【火災で損害を受けた原子力潜水艦「エカテリンブルク」は航行試験へ出発した】
サンクトペテルブルク、11月14日-ロシア通信社ノーボスチ
火災で損害を受けた原子力潜水艦「エカテリンブルク」は、修理後初めての航行試験の為に海へ出た。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは、セヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」工場の広報サービス代表より伝えられた。
第82艦船修理工場の浮きドックに在ったプロジェクト667BDRM「デリフィン」潜水艦の火災は、2011年12月末に発生した。
火災の結果、水中音響複合体は破損し、修理には4億ルーブルの費用が必要であると報告された。
「修理作業完了後、潜水艦は全ての機器の点検の為、3回の試験を実施します。
全ての試験が完了した後、同艦は12月20日に、この地域で海軍へ引き渡されます」
対談者は話した。
彼によると、今年末までに原子力潜水艦「エカテリンブルク」は北方艦隊へ復帰する。
プロジェクト667BDRM潜水艦は、ロシア海洋核戦力の基礎であり、このクラスの潜水艦6隻が海軍の戦闘編制に在る(全て北方艦隊の第31潜水艦師団の一員である)。
戦略用途ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」は、1982年に北方機械製造組合の造船台で起工された。
1985年、潜水艦はソヴィエト社会主義共和国連邦海軍へ加入した。
原子力潜水艦は、全長167メートル、幅12メートル、排水量約12000トンである。
最大潜航深度400メートル、水中巡航速力24ノット、乗員140名。
ロケット艦は16基の大陸間弾道ミサイル「シネーワ」で武装している。
プロジェクト667BDRM(デルタIV級)の2番艦K-84「エカテリンブルク」は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォの大型浮きドックで修理中に火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]
この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]
2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]
8月29日、修理の為にセヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」工場のドックへ入りました。

[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]
修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

2014年6月6日、「ズヴェズドーチカ」の造船台から出渠しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは造船台を出渠した]

7月27日には進水しました。

そして11月14日、修理後の点検の為、海洋試験へと出発しました。
「エカテリンブルク」は、今年末までに北方艦隊へ復帰します。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは2014年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
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