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ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア海軍のフリゲートと合同演習を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月14日12時47分配信
【オーストラリア海軍の艦はロシアの「ワリャーグ」と演習を実施した】
モスクワ、11月14日-ロシア通信社ノーボスチ

王立オーストラリア海軍戦闘艦は、最近、オーストラリア沿岸海域へ到着したロシア巡洋艦「ワリャーグ」と合同演習を実施した。

以前、オーストラリア国防省は、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの出席が予定されている「G20」サミット前夜、同国沿岸の北方に4隻のロシア戦闘艦が出現した事に注目した。

「ロシア側は演習の申し出に喜んで同意しました」
オーストラリア『news.com.au』は、オーストラリア政府の情報提供者の談話を引用して報じた。

彼によると、ロシア軍オーストラリア軍のフリゲート「パラマッタ」(FFH 154)との無線伝達演習へ取り組んだ。

オーストラリア軍は、「ワリャーグ」と他のロシア艦クイーンズランド州に近い公海上に居る事に注目している。

前日夕方、オーストラリア外相ジュリー・ビショップは、ロシア海軍オーストラリアに近い公海上で艦を移動する為の完全な権利を有している事を指摘した。


2014年10月23日、ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、救助船「フォーチィ・クリロフ」の4隻で構成される太平洋艦隊艦船支隊ウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦は太平洋南部へ向かった]

10月25日にはツシマ海峡を通過しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

以後、同部隊の動向に関する発表はロシア海軍側からも一切ありませんでしたが、11月中旬、ブーゲンビル島沖にいる事がオーストラリア軍当局により明らかにされました。
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[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア沖へ向かっている]

オーストラリア海軍は、「ワリャーグ」部隊の動向を監視する為に数隻のフリゲートを派遣していますが、今回、その内の1隻である「パラマッタ」(FFH 154)は、ロシア海軍「ワリャーグ」と合同通信演習を行なったとの事です。

この場合、「合同演習」とは言っても、事前に計画や打ち合わせは一切無く、いわば「即興」で行なわれた演習という事になります。
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