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ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月17日8時28分配信
【太平洋艦隊と黒海艦隊の船員は演習を実施した】
ウラジオストク、11月17日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊及び黒海艦隊艦船支隊は、フィリピン海で合同機動演習及び水上目標への複合砲射撃を実施した。
ロシア通信社ノーボスチは、東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「演習は、黒海艦隊のロケット巡洋艦モスクワと太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフにより実施されました」
マルトフ
は説明した。

「モスクワ」乗組員は、太平洋艦隊将兵と共にフィリピン海で、仮想敵の潜水艦の探知、撃破に関する演習を実施した。

太平洋艦隊支隊の構成には、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」の他に、給油船「イリム」海洋曳船MB-37が含まれている。

「現在、太平洋において、太平洋艦隊の2つの艦船支隊が戦闘勤務に就いています。
第2の支隊は親衛ロケット巡洋艦ワリャーグに率いられており、それ以外にも、大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ、給油船ボリス・ブートマ、大洋曳船フォーチィ・クリロフが勤務中です」
マルトフ
は指摘した。

「アドミラル・ヴィノグラードフ」率いる太平洋艦隊艦船支隊は、戦闘当直の為、10月末にウラジオストクを去った。
航海の目的には、太平洋の海域の1つにおける海軍の存在の確保と(ロシア海軍)旗のデモンストレーションが含まれる。

昨年、「アドミラル・ヴィノグラードフ」は5ヶ月以上の戦闘勤務に就き、ヤンゴン港(ミャンマー)、プサン港(大韓民国)、舞鶴港(日本)を訪問した。


ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする部隊は、10月29日にウラジオストクを出港し、太平洋海域へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋へ向かった]

10月29日にはツシマ海峡を南下しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


一方、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ向かった]

9月末にギリシャを公式訪問し、「イオニア諸島のロシア週間」に参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年10月1日20時02分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」はギリシャの「イオニア諸島のロシア週間」へ初めて参加する】

1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、ギリシャコルフ島フランスから解放しました。
「イオニア諸島のロシア週間」は、これを記念して、毎年ギリシャで開催されています。

その後、エジプトアレクサンドリアを訪問し、それからスエズ運河を通過、紅海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く]

10月23日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した]

その後、シンガポールチャンギへ寄港し、10月30日に同港を出て南シナ海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシンガポールを去り、南シナ海へ向かった]

11月12日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊「モスクワ」は、フィリピン海で合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]
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その後もフィリピン海へ留まり、合同で対潜戦闘及び砲撃訓練を実施しました。


なお、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、現在、マレーシアを訪れています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはマレーシアのペナン島を訪れた]
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一方、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」-「モスクワ」の同型艦-は、珊瑚海に居ます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア海軍のフリゲートと合同演習を行なった]
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