ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは整備後の点検の為にバレンツ海へ出航した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月17日14時00分配信
【原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は修理後にバレンツ海へ出航した】
モスクワ、11月17日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊旗艦-重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、技術的準備状態の回復後にバレンツ海の北方艦隊戦闘訓練射爆場へと去った。
月曜日、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
「本日(11月17日)、技術的準備状態の回復を終えた巡洋艦ピョートル・ヴェリキー乗組員は、北方艦隊海洋航空隊のKa-27ヘリコプター乗員と協同でバレンツ海へ出航し、艦上航空隊飛行支援複合体、通信手段、固定電波電子兵装及び対空防衛兵装の動作性を点検します」
彼は話した。
セルガによると、重原子力ロケット巡洋艦の乗組員は、艦の全てのメカニズムの動作点検、更には海上でのダメージコントロール計画演習、通信演習、組織的な日常活動が行なわれる。
演習完了後、同艦はバレンツ海で計画戦闘訓練を続ける。
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除いて世界最大の核動力装置を有する打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。
2012年及び2013年、巡洋艦の乗組員は超高緯度の北氷洋への航海を行ない、2014年5月には、シリア化学兵器の輸送の安全を保障した。
記事中で触れられていますが、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2012年9月12日から28日まで北極海への遠距離航海を行なっています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]
2013年9月3日から9月30日にも北極海への遠距離航海を行ないました。
[聖アンドレイの旗の下に]
2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]
帰港後は修理とメンテナンスが行なわれ、11月17日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
艦の点検を終えた後、引き続きバレンツ海で戦闘訓練を実施します。
「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化を行なっている企業協同は、そのまま同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化も担当する]
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