ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月18日12時25分配信
【ロシアのフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は初めて海洋へ出航した】
カリーニングラード、11月18日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊の為にサンクトペテルブルクの造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されたプロジェクト22350最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、工場航行試験を実施する為、初めて海洋へ出航した。
火曜日、バルト艦隊広報サービスは発表した。
フリゲート「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2006年2月に起工され、2010年10月に進水した。
プロジェクト22350フリゲートは合計8隻の建造が計画されている。
「本日・11月18日、フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"は、クロンシュタットからフィンランド湾のバルト艦隊のレニングラード海軍基地の海洋射爆場へ初めて出航し、工場航行試験を実施します」
声明では、こう述べられた。
試験の第1段階実施中に、艦の航行性能、主要動力装置、艦載システム及び装置の動作がチェックされる。
特に、動力装置、操舵装置、補機、通信、検出、航海手段、投錨装置の動作が。
更には、艦の速力、機動性、振動試験が実施される。
フリゲート艦上には、乗組員に加えて200名以上の工場製造者、業界の専門家、更には下請業者の様々な部門の専門技術者が乗り込んでいる。
プロジェクト22350フリゲートは、固定上部構造物を有する典型的な長形デザイン艦である。
フリゲートの物理的フィールドは最小化されている。
独特な建造方式の上部構造物及び複合構造材料の使用のおかげで、艦の放熱面は効果的に縮小され、電波位置特定(レーダー)及び光学的な可視性は減少した。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
ロシア海軍の新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)・プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。
既に「アドミラル・ゴルシコフ」には正規乗組員186名全てが乗艦し、艦内に居住しています。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]
2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]
しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]
130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]
その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]
そして11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
同日、クロンシュタットへ到着しました。

[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]
そして11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。

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