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ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月19日12時06分配信
【「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海で砲射撃を実施する】
モスクワ、11月19日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、バレンツ海で複合砲射撃及び対空射撃を実施する。
水曜日、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス部は発表した。

原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、艦の技術的準備状態の計画復元後、11月16日に初めて海へ出た。
現在、巡洋艦の乗組員は、艦の全ての集合体とメカニズムの動作点検を完了している。

「本日(11月19日)、北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは、戦闘訓練計画に従い、バレンツ海での複合砲射撃実施へ着手しました」
声明では、こう述べられた。

原子力巡洋艦は、艦載砲兵器複合体による水上及び沿岸目標への射撃の実施、更には、高射ミサイル兵器を使用した艦の防空演習への取り組みが予定されている。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除いて世界最大の核動力装置を有する打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。
2012年及び2013年、巡洋艦の乗組員は超高緯度の北氷洋への航海を行ない、2014年5月には、シリア化学兵器の輸送の安全を保障した。


記事中で触れられていますが、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2012年9月12日から28日まで北極海への遠距離航海を行なっています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2013年9月3日から9月30日にも北極海への遠距離航海を行ないました。
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

帰港後は修理とメンテナンスが行なわれ、11月17日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは整備後の点検の為にバレンツ海へ出航した]

そして11月19日からバレンツ海で戦闘訓練を開始しました。


「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化を行なっている企業協同は、そのまま同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化も担当する]
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