ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦セヴァストーポリはフランスのサンナゼールで進水した
- カテゴリ:ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル級

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月20日20時21分配信
【2隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母はフランスで進水した】
サンナゼール(フランス)、11月20日-ロシア通信社ノーボスチ、ヴィクトール・イワノフ
2隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母-「セヴァストーポリ」は、木曜日にフランスのサンナゼールで進水した。
ロシア通信社ノーボスチ特派員は伝えた。
「セヴァストーポリ」の進水は、大勢の群衆が居ない状態で行なわれた。
艦の居る乾ドックは、その後、水で満たされた。
2隻のヘリコプター空母「ミストラル」の供給契約は、フランスの企業DCNSと「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)との間で2011年に締結された。
契約価格は12億ユーロになる。
1番艦は2014年末までに、2隻目は2015年にはロシア海軍へ軍備採用されなければならなかった。
契約の実行に対し、アメリカ合衆国は激しく反対しており、その圧力の下でフランスは繰り返しヘリコプター空母の引き渡しを停止すると威嚇している。
しかしながら専門家によると、契約が破棄された場合、ロシア連邦にとっての重大なマイナスの影響は予想できない。
フランスは莫大な違約金を支払わなければならなくなり、ロシアは自力で「ミストラル」のような艦を独自に建造できるが故に。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】
1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスのサンナゼール造船所で起工され、後半部分はロシアのバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシア人乗員の手により三度出航した]
しかし、ウクライナ情勢との絡みで、ロシアへの引き渡し日時は未だ決まっていません。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシアへ引き渡されるが、正確な日時は未だ決まっていない]
2番艦「セヴァストーポリ」は、前半部分が2013年6月18日にフランスで起工され、後半部分は2013年7月4日にロシアで起工されています。
2014年4月30日には後半部分が進水し、7月15日には、前部と接合する為にサンナゼールへ到着し、接合作業が始まりました。
[ロシア海軍のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体接合が始まった]
9月17日、ロシア国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、「セヴァストーポリ」が2014年中には進水すると述べました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦セヴァストーポリは2014年に進水する]
そして2014年11月20日、「セヴァストーポリ」はサンナゼールのSTXフランス造船所で進水しました。
招待客も見物客も無く、式典も開催される事無く・・・
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