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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはニューギニア北方で赤道祭を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年11月20日16時31分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」乗組員は太平洋で赤道を通過する為の伝統的な儀式を行なった】

太平洋上のニューギニア島北方200海里で任務遂行中の黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、赤道ラインを通過し、北方から南半球へ移動した。
艦は海での伝統に従い、このイベントへ捧げる儀式を執り行った。

「海洋大臣」「ネプチューン」と彼の「側近」といった英雄が出演するページェントには、全ての乗組員が参加した。
執り行われた伝統的な儀式では、船員が海の泡と塩水で洗礼を受け、奉呈された「深海の勲章」が、証明書に従って授与された。
儀式では、以前に赤道を渡った5名が解放された。

2ヶ月以上に渡る遠距離航海の後に添えられた行事は、乗組員を良い気分にさせ、海軍船員の伝統への忠実さを確認した。

現在、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、アジア・太平洋地域での艦隊間グループの一員としての任務遂行を終え、地中海へ針路を取っている。


黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ向かった]

9月末にギリシャを公式訪問し、「イオニア諸島のロシア週間」に参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年10月1日20時02分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」はギリシャの「イオニア諸島のロシア週間」へ初めて参加する】

1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、ギリシャコルフ島フランスから解放しました。
「イオニア諸島のロシア週間」は、これを記念して、毎年ギリシャで開催されています。

その後、エジプトアレクサンドリアを訪問し、それからスエズ運河を通過、紅海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く]

10月23日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した]

その後、シンガポールチャンギへ寄港し、10月30日に同港を出て南シナ海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシンガポールを去り、南シナ海へ向かった]

11月12日、フィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」と合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]

その後、フィリピン海で合同演習を実施しました。
[ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった]

今回の黒海艦隊広報サービス発表を見ると、「モスクワ」太平洋艦隊艦艇との合同演習を終えた後、フィリピン海を南下してニューギニア北方海域へ到達し、そのまま赤道を通過して更に南下したようです。
赤道を越える際、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭「モスクワ」艦上で行なわれました。

現在は地中海へ向かっているとの事ですから、近い内に太平洋海域から去る事になります。
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