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ロシア海軍総司令官代理フェドテンコフ提督はミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの回航責任者に任命された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月21日12時15分配信
【情報筋:フェドテンコフは「ミストラル」のロシア回航主任に任命された】
モスクワ、11月21日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、ヘリコプター空母「ウラジオストク」フランスからロシアへの回航主任に任命された。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチ軍事外交筋より伝えられた。

1隻目の「ミストラル」型揚陸ヘリコプター母艦「ウラジオストク」は、11月14日にフランスからロシア海軍へ引き渡されなければならなかった。
しかし、引き渡しは未だ行なわれておらず、パリが肯定的な決定を下す場合、それが可能となる事は明らかであるが、それは未だ無い。

「ロシア国防省指導部は、海軍総司令官代理フェドテンコフを、軍艦ウラジオストクのサンナゼールからサンクトペテルブルクへの回航主任に任命しました」
対談者は話した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスサンナゼール造船所で起工され、後半部分はロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシア人乗員の手により三度出航した]

しかし、ウクライナ情勢との絡みで、フランス政府首脳は、繰り返し「現時点では引き渡しの為の条件が整っていない」と表明しており、ロシアへの引き渡し日時は未だ決まっていません。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシアへ引き渡されるが、正確な日時は未だ決まっていない]

このような状況下で、ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、「ウラジオストク」の回航(フランスサンナゼールからロシアサンクトペテルブルクまで)の責任者に任命されました。
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この場合、当然ながらフェドテンコフ提督は予めサンナゼールへ到着していなければなりません。
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