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ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクが引き渡されなければロシアはフランスに対し訴訟を起こす

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『タス通信』より
11月25日15時09分配信
【国防省:「ミストラル」が引き渡されない場合、ロシアはフランスに対し訴訟を起こす】
モスクワ、11月25日/タス通信

ロシアフランスが延期したヘリコプター空母「ミストラル」引き渡しの周辺状況に関し、艦が引き渡されない場合は契約に沿って厳密に行動し、訴訟を起こす。
ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフは、タス通信へこう述べた。

「ロシアは、契約文書に沿って行動します。引き渡されなかった場合には訴訟を起こし、制裁罰金を提示します。
ロシア側の行動は、署名された契約書により規制されます」
ボリソフ
は話した。

[エリゼ宮の声明]
この前の火曜日、エリゼ宮広報サービスは、フランソワ・オランドの声明を発表した。
そこでは、パリは、現時点においては、2011年にロシア側から発注された2隻の「ミストラル」型ヘリコプター空母の1隻目をモスクワへ引き渡すことは出来ないと示されている。
これは、ウクライナ東部の状況に関連するものである。

エリゼ宮が発表したように、、オランド「ウラジオストクと命名された艦の輸出を承認する為の新たな処置が行なわれるまでは延期する必要があると見ております」

[契約の条件]
ロシア海軍
の為の「ミストラル」の契約は2011年6月に署名され、その金額は11億2000万ユーロに達する。
1番艦は2013年10月に進水した。
同艦の引き渡しは2014年11月14日に行なわれる事になっていたが、パリは式典を無期限に延期した。
2番艦「セヴァストーポリ」は11月20日に進水した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

2014年11月25日、フランス大統領フランソワ・オランドは、ロシアへの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」の引き渡しを一時停止すると発表しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]

これに対し、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、フランス側へ抗議するつもりは無いと言いました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月25日14時52分配信
【ロシアは未だ「ミストラル」の件でフランスへのクレームを提示しない】

ボリソフ氏は、こう言いました。
「私共は、全て落ち着いています。フランスは落ち着いていません。我々は、待っています」

そしてフランス側へ抗議するのかという質問には「いいえ、まだ何も動いていません」と答えています。

そして、今回の記事に有るように、もしも「ウラジオストク」が引き渡されなければ、フランスに対し訴訟を起こすつもりであると表明しました。

ただし、フランス側「ウラジオストク」の引き渡しを完全に拒否するとは言っていないので、今すぐに訴訟を起こすという話では無いようですが。
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