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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは南シナ海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年11月25日13時32分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は太平洋艦隊戦闘艦支隊から離れた】

本日(11月25日)、セルゲイ・トロネフ親衛1等海佐が艦長を務める黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、太平洋艦隊戦闘艦支隊から離れ、南シナ海での自律航行任務遂行を開始した。

地中海への移動中に巡洋艦の乗組員は一連の艦内演習を実施し、物資補充の為にシンガポールスリランカの港への寄港を行なう。


黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ向かった]

9月末にギリシャを公式訪問し、「イオニア諸島のロシア週間」に参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年10月1日20時02分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」はギリシャの「イオニア諸島のロシア週間」へ初めて参加する】

1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、ギリシャコルフ島フランスから解放しました。
「イオニア諸島のロシア週間」は、これを記念して、毎年ギリシャで開催されています。

その後、エジプトアレクサンドリアを訪問し、それからスエズ運河を通過、紅海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く]

10月23日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した]

その後、シンガポールチャンギへ寄港し、10月30日に同港を出て南シナ海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシンガポールを去り、南シナ海へ向かった]

11月12日、フィリピン海太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」と合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]

その後、フィリピン海で合同演習を実施しました。
[ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった]

太平洋艦隊艦艇との合同演習を終えた後、フィリピン海を南下してニューギニア北方海域へ到達し、そのまま赤道を通過して更に南下しました。
赤道を越える際、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭「モスクワ」艦上で行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはニューギニア北方で赤道祭を行なった]

その後、南シナ海へ行き、太平洋艦隊艦艇と別れました。
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今後、「モスクワ」シンガポールスリランカの港を訪問するとの事です。

おそらくは、以前にも寄港したチャンギ(シンガポール)コロンボ(スリランカ)でしょう。

ロシア海軍の水上艦が遠距離航海を行なう際には給油船などが随伴するケースが多いのですが、ロシア側の報道を見る限り、「モスクワ」には給油船などは随伴しておらず、単艦で航行しているようです。

それ故に、各種物資(燃料、水、食料など)補充の為、外国の港へ頻繁に寄港する必要が有ります。
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